建設業で大型倒産 高崎市内の平成十一年の企業倒産が、件数、負債総額とも十年を上回った。 十年の年間倒産企業数は二十二件、負債総額四〇億円。十一年は企業数二十八件、負債総額八十億八千万円で、大型負債を抱えた倒産が相次いだ。十年秋に国の経営安定化策として信用保証協会を活用した制度ができ、中小企業の資金繰りに一息ついた感があった。長期不況で企業の体力が低下し、資金繰りが好転せずに十一年三〜五月は倒産が急増し、危機感をつのらせた。 負債は、建設会社の三二億円が最も大きく、同業種では九億円、五億円、三億円台が二社、販売会社の八億など。建設業や大型負債を抱えた倒産が目立ち、年間の負債総額は、前年の倍に至った。十一年秋以降は低下傾向にあるが、景気動向は不透明感を払拭しきれない状況にある。(平成12年2月3日)
市の人口増加率好転
高崎市の今年一月一日付けの人口は、二四万一七四三人。十一年よりも八七五人増加し た。低調であった市の人口増加率が、この二年間上昇している。 過去五年間の一月一日付けの市人口(外国人登録者除く)を見ると、平成八年が前年比 〇・九%増、九年が二・八%増、十年が一・六%増で推移してきた。十一年が前年比四% 増、十二年が三・八%増で、最高期には及ばないものの、鈍化していた人口の伸び率に復 調の兆しが見えた。 少子化による人口の先細りを抑止するための子育て支援策とともに、住環境整備による 開発人口も重要。一一〇平方キロの市面積では、大幅な人口増は困難とも考えられている 。十五年前の昭和六十年と比べるとちょうど一万人増えている。十五年後の、平成二十五 年前後には、人口は増加から減少に転じると予測されており、必ずしも手ばなしで喜べる 状況ではない。高崎市民を「二四万市民」と総称してきたが、二三万数千人を繰り上げて 二四万人と言っていたのであって、実数が二四万を越えたのは、ここ数年のことである。 しかし、現状において、人口増加率が好転しているのは認知すべき事実。松浦市長は「住 んで良かった、これからも住みつづけたい街高崎」と掲げている。平成八年の出生、死亡 、転入、転居者数から求めた人口増数は年間四七五人で、十一年、十二年とほぼこれに倍 する増加が見られている(平成12年2月3日)。
たかさき都市景観賞を発表
高崎市は、第五回「たかさき都市景観賞」の選考結果をこのほど発表した。七十八件の 応募から建築物・まちなみ部門は県立高崎高等養護学校(柴崎町)、高崎信用金庫石原支 店(石原町)、光ケ丘保育園(八幡町)が受賞した。またテーマ部門の商都高崎にふさわ しい店舗として、述章堂(本町)、ピッツェリアマリーザ(上並榎町)、レストランサバ (江木町)、活動部門に慈光通り大手前通り(西ブロック)地区景観推進協議会が選ばれ た。 今年度から、都市景観の形成に重要な役割を果している建物を保全活用するために、都 市景観審議会による調査が行われ、財団法人山田文庫、群馬音楽センター、井上邸が重要 建築物の指定を受けた。(三件の重要建築物については、本紙四面の『みーつけた 訪古 知今』欄で、これまで平野博司氏が解説と調査結果を詳しく記しています)。 受賞者の声▼「店が街並みをつくる」 今回の都市景観賞を受賞した印章専門店、述章堂の上原隆さんに店づくりの考えなどを 聞いた。 ・受賞できてとてもうれしい。都市景観賞を市民の誇りとして、これからも街づくりに役 立てて欲しい。店が街並みをつくるという気持ちで、十年程前に述章堂を建て替えた。洋 風では全国どこでも同じ街並みになると反発し、中山道に面した創業百年の店にふさわし いもの、かつて蔵が立ち並んでいた高崎の風景を思い、レトロではなく現代の蔵をつくろ うと考えた。店先のディスプレイや夜のライトアップは歩いて楽しい街、歩く街を演出し たかった。店の個性をアピールするとともに、自分の感性も試される。お客様から、入り づらい、何を売ってる店かわからなかったと言われることもある。印章専門にして、事務 用印を店先からはずした。篆刻は書家の一人のつもりで彫っている。一生に一本の印章を お提案したい。(平成12年2月3日)
百貨店やレストラン/繁昌店舗を表彰
高崎市はこのほど、市民からのアンケートをもとのにスズラン高崎店などの九店舗を今年度の「繁昌店舗」として表彰する。表彰は、平成八年から「繁昌店舗奨励事業」として毎年実施しており、商店街の活性化を図ることを目的に行われている。 今年度は、市内在住の二十六歳から三十五歳までの女性二千人を対象に、衣料品・飲食店・理美容店について調査を実施。ダイレクトメールを使ったアンケートで以下の九店舗に推薦者が集まった。 衣料品店▽スズラン高崎店(宮元町)、アピタ高崎店(矢中町)、ユニクロ(緑町他一店) 飲食店▽ピッツェリア マリーザ(上並榎町)、パッパーレ(緑町他二店)、イタリアンレストラン シャンゴ(問屋町店他二店) 理美容店▽美容室SUBARU(井野町他二店)、美容室ジェトハ(江木町)、ワイズアイズ(石原町)(平成12年2月3日)
ツイン都市の利点を活用
一月二十一日、第五回前橋高崎連携市長会議が前橋市内で行われた。連携市長会議は平成十年一月八日の会議設置以来、今年で三年を迎えた。その間、十八項目の連携事業が両市長より合意され、各事業は両市民が協力し、順調に進捗している。二年間に及ぶ両市の連携は、市民生活に深く関わりながら一定の成果を上げており、その礎を築きつつある。 今回の会議では、ツイン都市としての両市の発展と、二十一世紀に向けた事業の理念が、両市長から語られた。概要は次の通り。 ツイン都市機能の向上について 両市は全国でも例の少ない同規模の都市が隣接するツイン都市として発展してきた。今後は連携の推進に伴い、両市の都市機能の補完を互いに行いながら、ツイン都市ならではのメリットを十分に活用し、新世紀にふさわしい市民サービスの充実を目指していく。 前橋市は県都であり”ぐんま”の行政の中心である。高崎市は商都であり”ぐんま”の玄関口である。また、前橋市は”詩のまち”として「萩原朔太郎賞」や「若い芽のポエム」を開催するとともに、国際コンベンション・シティとして国際的なイベントを数多く行っている。そして、高崎市は”音楽のあるまち”として群馬交響楽団を有し、「高崎音楽祭」や「高崎映画祭」を開催するとともに、恵まれた高速交通網等により交流拠点都市となっている。 このように、それぞれ特色ある都市の整備も行っている。このため、同じような施設の建設やイベントを行うのではなく、お互いに特色ある部分を生かし補完しながら、両市を一体的なエリアとして都市機能を充実させていく。 人口規模でみると両市はあわせて約五十万強である。これは、単独の五十万都市よりも強力な都市機能を発揮することが可能となり、新たな世紀に向けて都市としての競争力と魅力を高めていくこととなる。 このように、ツイン都市ならではのメリットを十分に活用することで、教育や環境や文化などさまざまな分野において、市民と関係者の理解と協力をいただきながら、さらに具体的な連携事業を推進していきたい。 二十一世紀に向けた「夢事業」について 新たな世紀を迎えるにあたり、従来の行政主導による連携事業の成果を踏まえ、さらに、既存の連携にとらわれない市民主体の新しい連携の方策を模索してみたい。 両市はそれぞれ長い年月によって育まれたまちづくりや文化の歴史がある。その「前橋らしさ」・「高崎らしさ」を次世代に継承するとともに、新たな世紀に向けて真の市民交流が促進され、市民参加による住みやすい地域づくりをさらに推進したい。 ついては、両市の市民交流の促進と相互理解をさらに深めることを目的として、広く市民の主体的な企画立案を受けるとともに、十分な準備期間を設け、二〇〇五年頃を目途に新たな世紀の幕開けにふさわしい、両市のイメージアップにつながる夢事業を両市民とともに実施するよう考えていきたい(平成12年2月3日)。
創立五十周年を記念して 郷土資料百二十点揃う
高崎市立西小学校(並榎町)が今年創立五十周年を迎えた。先月二十一日には記念式典を開催。あわせて郷土資料展も二十日から三十日まで開かれ、西小地区ゆかりの品々が並べられた。 郷土資料展のテーマは「過去をしり未来の夢をつかもう」。西小が送り出した卒業生達のクラス写真や、地域の農家で使用していた農機具、地域を撮した写真、土器などの埋蔵文化財、村上鬼城やブルーノ・タウトに関する資料など、西小地区に関わりの深いものが集められた。 西小児童やその父兄ばかりでなく、西小卒業生や卒業生を子供にもつ年配など、老若男女をとわず多くの人が来校。卒業生を親戚にもつ人たちは、昭和二十五年からある卒業生のクラス写真の前で目を凝らし、談笑する姿が多く見られた。 同校の岡田昭校長は、「記念式典や同資料展を行うために、PTAや地域の人たちに、たいへん協力していただき感謝している。西小が創立して五十年経ったが、その間に地域は大きく変わった。埋蔵文化財などは、地域で出土してもなかなか目にする機会はなく、今回の展示は貴重な機会になったのでは。また、ブルーノ・タウトが西小地区で工芸作品を作っていたことを知らない人も多かったようだ。多くの人が訪れたが、世代を越えて、話題にのぼっている様子だ。子ども達も興味深そうに見入っており、三年生は実際に社会科の授業で同展を訪れている」と話していた。(平成12年2月3日)
年賀状の力作ならぶ
「第十八回児童生徒手づくり年賀状展」が二月三日から八日まで、YOU HALLで開催される。主催は高崎デザイン振興会。 市内の小中学生から応募された年賀状は合計三九三五点。子ども達の独創性に富んだ作品が並べられる。入賞者は次の通り。 市長賞・松本彩花(倉賀野小三)/市議会議長賞・藤本生也(倉賀野中二)/教育長賞・真下雄太(六郷小六)/商工会議所会頭賞・石川慎平(塚沢中一)/郵便局長賞・新井清和(東部小五)/上毛新聞社賞・東間麻里子/群馬テレビ賞・西澤琴菜/エフエム群馬賞・佐藤かおり(塚沢小六)/デザイン振興会会長賞・小金澤茉莉絵(長野小五)/アサヒ商会賞・轟真人(新高尾小六)/同・猿谷良太(片岡小・二)同・はたみななほ(塚沢小二)/同・新井里奈(八幡小五)/同・堀越光子(高松中二)/同・木村悦望(滝川小四)/珍竹林賞・成田愛(塚沢小四)/同・伊藤奈美(高松中二)/同・飯田淳(南小六)/同・九野綾子(塚沢小六)/同・長谷川彰洋(浜尻小六)/同・五十嵐彩乃(岩鼻小四)
豊かな色彩 エリック・カール展
エリック・カール絵本原画展(主催・時をつむぐ会)が、高崎シティギャラリーで八日まで開催されている。 エリック・カールは、世界的に知られる米国の絵本作家。三十年前に出版された『はらぺこあおむし』は、世界二十八カ国語に訳され、日本でも二百万部を売り上げるロングセラーになっている。 同展では、一三作品の絵本から色鮮やかなコラージュによる原画を中心に、初公開のタブロー作品、リトグラフやポスターなど約百八○点が展示されている。絵本の読み聞かせコーナーも設置され、子ども達の楽しい声も聞こえた。制作の手法を紹介するコーナーでは、学生達が熱心にメモをとる姿も見られた。絵本を実際に手にとれるコーナーでは、子供も大人も、熱心に見入っていた。 同展スタッフは「多くの人が訪れ楽しんでいる様子。開催二日間で五千人以上が訪れ、、今までに一万人以上が来場している。」と話し、世界中で愛されるカール作品の魅力について語った。 入場料は、当日一般千円、四歳以上の子ども三百円。開館時間は午前十時から午後六時まで。連絡先は時をつむぐ会352・4613。(平成12年2月3日)
全32校区まであと一歩 地域公民館/東校区が四月開館
高崎市は、市内の全三十二小学校区に一館の公民館建設を進めており、既に三十校区に及んでいる。残された中心市街地二校区のうち、城東小校区公民館が三月に竣工。最後の中央小校区の建設計画が次の三月市議会にはかられる見通しで、校区一館の公民館建設が、総仕上げを迎える。 中心市街地の公民館建設は、土地取得の難しさから、東、中央、北の三校区が中部公民館を利用していた。平成十一年度に東小校区公民館が同小南側に建設着工し、三月完成、四月に開館する。中央校区は、柳川町の仮公民館施設場所に建設される予定で、三月市議会で予算化をはかる。北小校区は同校区内の中部公民館を引き続いて利用していく。懸案の市街地の公民館建設が着実に進み、目標としていた三十二の全小学校区の公民館建設が目前となった。 地域公民館は、社会教育施設として、住民の自主的な活動を促し、学習、文化活動の拠点的な役割を担う。高崎市の公民館施策は、小学校区ごとに一公民館を設置し、生活の身近なところで活動の場づくりを進めてきた。至近にあることで、子どもからお年寄りまで、訪れやすい。住民の自主性が重んじ、自分たちの公民館としての意識も培われる。 かつて公民館は、農村部と市街地の文化施設の格差是正を目的としていたが、現在、市民の生涯学習意欲の高まりにこたえる責務を担う。全校区三十二公民館の建設にめどがたった今、市民、地域の要望をふまえた次の施策展開が期待される。(平成12年2月10日)
県下屈指の渋滞交差点「早期完成を期したい」
17号バイパス高松交差点立体交差 烏川左岸は緑地整備
国道十七号高松交差点の渋滞を解消するための立体交差化が計画され、同計画の案が高崎市都市計画課で十八日まで縦覧されている。 計画は、国道十七号同交差点の上下区間、セントラルハイツ付近から国立病院下付近までの約九百八十メートルを地中化し、大手前石原線(和田橋高松町方向)と立体交差する大規模なもの。同交差点や本線への進行は側道を経由するため、十七号の道路全幅が広くなり、烏川側に拡張される。 同交差点工事にあわせて、和田橋付近の烏川左岸は、遊歩道が設けられるなどの緑地整備も行われる。中心市街地に程近く、親水性の高い公園施設として期待される。 着工までの手続きは、今回の縦覧で、関係者、市民の意見を求め、市、県の審議会を経て県知事の決定を得る。高崎市では「県内屈指の渋滞交差点を一日も早く解消したいと考えている。工事箇所には民地もあり、市民の協力をお願いしたい。現在でも渋滞が激しい上、工事期間中は不便をかけるので、工期を短縮する工法を取り入れ、早期完成をめざしたい。烏川左岸の河川敷は景観に配慮した緑地として護岸整備を施工する」と話している。手続きのため、着工は来年度以降、竣工まで五年から六年と見られているという。(平成12年2月10日)
30年の歴史に幕/伝染病隔離病舎を解体 明治期の法律、百年経て改正
コレラや赤痢、チフスなどの法定伝染病患者を収容、治療する伝染病隔離病舎(市庁舎 西側)が役割を終えて解体されることになった。 近年では、公衆衛生と予防医学の発達で、急性伝染病の発生は少なくなっている。高崎 市など西毛三市七町二村は、広域行政の主旨から共同で伝染病治療にあたるため、昭和四 十五年に「高崎市ほか十一市町村伝染病事務組合」を組織。同病棟を建設し、以来、地域 住民の予防治療につとめてきた。 平成十一年四月に伝染病に関連する法律が改正施行された。同法律は、明治期に制定さ れたもので、百年ぶりの改正だった。新法で、伝染病患者の処置が市町村から県に移管さ れたのにともなって、伝染病事務組合が解散することになり、同組合が管理していた病舎 も使命を終えた。病舎は、平成に入ってからも、二十人余りの患者を収容、治療が行われ ていた。 同組合の解散は、構成市町村の十二月議会でそれぞれ議決されており、手続きは完了。 十日に最後の組合議会を行い、最終的な解散処理を行う(平成12年2月10日)。
世界的に価値あるものに タウトのドキュメント
市民の手でブルーノ・タウトのドキュメント映画をつくろうと活動を行っている「映像を作る会」の企画会議が一日夕、関係者約二十人を集めて市内ホテルで行われた。 参加者は、タウトと井上房一郎氏、洗心亭での生活や人々との交流などを語り、意見交換した。高崎でのタウトの活動は、建築ではなく工芸が中心であり、残された作品は未完成なものが多く、本当のタウト像を引き出す難しさもあるのではないかとの指摘もあった。また、少林山近くには、タウトと交流した市民も多く、タウト研究や学習グループが盛んに行われている。そうした市民への取材を通じて、タウトの生き生きとした姿を浮かび上がらせたいと提案された。映像づくりたを通じて、すそ野の広い市民運動として進めていきたいなどと活発に意見が出された。 製作者側からは「タウトのドキュメントは国際的にも価値がある。明らかにされていなかったタウト像に迫り、高崎市民からのメッセージを世界に伝えていきたい」と話され、 ドキュメントの内容構成や、今後のロケーションなどのスケジュールが説明された。(平成12年2月10日)
活性化への取り組み 経大生がしめす
高崎経済大学の学生たちを軸に、活気ある中心市街地を作ろうと発足した、たかさき活性剤本舗。夏休み期間中に実施した『中心市街地商店街調査』で学生達が感じた問題点や意見が、このほど発行された「活性剤だより 第四号」で示された。 同たよりは、A4版六ページにまとめられている。学生達の考える高崎の中心市街地像や現在の市街地の問題点が九項目にわたって箇条書きにされた。学生達の感想には、高崎の商店街の問題について「店主の活性化しようという意識、また危機感がなさすぎる」「市役所に何とかしてもらおうという他力本願的な傾向が強すぎる」。商店街の活性化については「行政側に依存するのではなく、商店主のやる気が必要」など厳しい意見も目立つ。 高崎の交通対策や住宅・生活問題については「人々が安全に快適に街を楽しめるように、中心市街地の車の乗り入れを規制すべき。そして、パーク&ライド用に街はずれに大きな駐車場を設置し、そこからバスに乗って街中にきてもらい、街中の駐車場は住宅用などにする」「中心地に住む人々が年々減少していく中で、良質でしかも安価な住宅を市側が供給すべきだと思う。そして、地方の中心市街地というものは、東京のように来街者の集客力を期待するものではなく、地元住民のための商店街であるべき。地元住民やお年寄りへのサービスを徹底して地域密着型の商店街であれば、住む人も少しずつ増えてくるのではないか」といった具体的な方法にも踏み込んでだ。 同たよりの最後には「高崎の『まちづくり』に関して、商店街にできること、個々のお店にできること、市役所と協力してできること、そして私達のような若者にできること、それぞれできることがあると思います。自らができることを少しずつでもやっていき、そしてお互いが協力して一歩一歩活性化に向けて頑張っていけたらと思っています」と記されている。学生達の取り組みが起爆剤となり、中心市街地の一はやい活性化を期待したい。(平成12年2月10日)
百周年のプランターデザイン決まる
市制一○○周年を記念してシンフォニーロードに設置するプランターのデザインがこのほど選考され、最優秀賞に高崎市のデザイナー平野光悦さんの作品が選ばれた。 プランターデザインは、高崎市が全国に公募していたもので、百九七点が応募されていた。最優秀賞の平野さんの作品は、シンフォニーロードにちなみ、パイプオルガンを連想させる形状。資源ごみの中でも、色が濃いために再活用が進まない、「青」と「緑」のガラス瓶をセメントに混入し、豊かな表情をだしながら、環境にも留意したものになっている。高崎市は同作品で音楽と環境のまちをよりいっそうアピールするかまえ。 同プランターは六月にはお目見えの予定。 花の里親募集 市制一○○周年を記念するプランターに植える花の里親百組が十八日まで募集されている(主催・財団法人高崎市都市緑化協会)。花の育て方の講習を行い、苗木を配布。三月下旬から各家庭で育て、成長した花苗を六月上旬にプランターに植える。対象者は、企業・学校・グループ・個人を問わず、三月の緑化教室と六月の植栽に参加し、引き続き適切な管理が出来る人。応募は、はがきに郵便番号、住所、氏名(団体等は団体名と人数、代表者名)、年齢を記入、市役所公園緑地課に送付する(平成12年2月10日)。
納税準備の積み金
高崎信用金庫は、消費税など企業の円滑な税納付ができるよう、月々積み立てを行う納 税積金「やっぱり貯まる君」の取り扱いを始めた。 対象は法人と個人事業者。毎月の貯蓄額は、売上や消費税課税方式などを目安に、一万 円以上納税額にあわせて、満期金額を設定する。積立期間は六カ月から五年。金利は店頭 のスーパー積金表示金利を適用する。 また高信では税納付時の不足に備え、経営者といっしょになって資金計画を考えようと 、相談にこたえている。・税額はどのくらいになるか、・納税にために毎月の売上からど のくらい積み立てたら良いかなど。地元企業支援資金融資などの利用で不足した時の資金 繰りも検討する。 問い合わせは高崎信用金庫各本支店まで。(平成12年2月10日)
1年生全学級の7割が閉鎖 人込み避けて休養を
インフルエンザによる高崎市内の学級閉鎖数が一月十五日の一中の学年閉鎖を始まりに、八日現在で延べ百十二学級に及んだ。これまでに学級閉鎖が発生していない小学校は三十二校中四校。中学校で閉鎖が行われたの一中だけに止まっている。小学校の全学級の二割、一年生は七割がこれまでに閉鎖処置がとられた。体力のない低学年に顕著に現れた。八日段階で、十三学級が閉鎖中で、まだインフルエンザの流行が収束する様子はない。 高崎市教委では「まだ下火になっておらず、安心できない状況」と説明。週末に人込みに行き、広範囲に拡散する傾向があるという。「週末の過ごし方で、翌週の健康状態が大きく変わることが多い。昔のように近所だけで遊んでいた時代と異なり、子どもたちの行動範囲も広くなった。インフルエンザがあちこちに飛び火している。週末は、人込みを避け、体調を整えてゆっくり休養するようにしてほしい」と強く訴えている(平成12年2月10日)。
伸びやかな作品ならぶ
ゆうあい学級や養護学校の児童生徒がつくった図工や絵画などの作品展が、七日から十日まで中央公民館集会ホールで開催された。 第四十三回高崎市小・中学校ゆうあい学級、養護学校教育作品展は、毎年一回開かれている。展示されているのは、児童生徒が授業中に制作したもので、紙粘土作品や、スカーフの染色や刺し子などの手芸、陶芸、書道など多岐にわたり、伸びやかな感性で見る人を圧倒していた。(平成12年2月10日)
書道界第一線の作品 たかしんギャラリーで書道大賞展
高崎信用金庫本店ギャラリーで「群馬書道大賞」展が開かれ、訪れた市民を楽しませている。 群馬書道大賞は、市内の企業が中心となって、芸術振興をはかろうと平成十年に委員会を発足(藤井秀久会長=藤井繊維代表取締役、小板橋東崖委員長=県書道協会相談役、金澤小卿副委員長=県書道協会会長、稲川庫太郎事務局長=妙義山麓美術館館長)。企業メセナの一環として書道の発展に尽くしている。 金澤委員長は「民間の賞として県内最高の栄誉あるもの。県書道協会としても感謝の気持ちでいっぱい。名実ともに第一線で活躍する書道家が受賞し、書道界の活性化と発展に役立っている」と話している。 同賞は、県内の書道家を対象に、作品ともに業績や人格なども考慮して受賞者を選考。書道界を担う人材に贈られている。今回の大賞受賞者は三島安亀氏。奨励賞は七人で本市からは佐野雲外、新井京華両氏が受賞している。 選考委員会では「企業が中心とした書道展は少ない。漢字、かな、墨象徴、近代詩文の各分野で書道界を代表する作品を鑑賞して欲しい」と話している。 入場は無料。開館は午前九時三十分から午後四時。土日祭日休館。問い合わせは高崎信用金庫360・3000。(平成12年2月10日)
毎日の体操で健康 佐野長寿センター
「長寿センター 生きがいづくりの輪をひろげ」 高崎かるたに詠まれた長寿センターは、六十歳以上の市民に生きがい・健康・仲間づくりの場を提供している。 佐野長寿センターでは、毎日三種類の運動を、時間をずらして行っている。午後一時から行われるのは、シルバージャズ体操。大広間の大画面テレビに映る映像を見ながら、大広間に集まった人達が約三分間、体を動かす。八日は、長寿会のカラオケ愛好家が多数入館しており、総勢百名が体を動かす様は壮観。 テレビの映像だけでなく、山口悦雄館長や有志が壇上に登り見本を示す。その一人は、同センター利用者の中で最年長の佐藤亀司さん(倉賀野町)。明治三十八年生まれの九十四歳で積極的に参加している。朝岡義一さん(上佐野町・七十二歳)も有志の一人。朝岡さんは同センターでカラオケ機操作を管理する役も引き受けている。朝岡さんは、「ほぼ毎日センターに来ている。体操をすると体があたたまって、やわらかくなる感じ。健康の秘訣は、体操とカラオケ、それから自転車で毎日四qぐらい走ること」と話していた。 山口館長は、「健康・生きがい・仲間づくりの場を提供するのがセンターの仕事。体操は健康づくりにぴったり。浴場を利用したり、リハビリ器具や電気治療器をしようしたりと、人によって利用の仕方は様々だが、(センターを訪れることが)日々の生活のリズムになっている」と話していた。 昭和四十二年に開館し、平成十年に現在の施設に建て替えられた同センターの自慢は、二階にある展望風呂。六十歳以上の市民なら誰でも入館できる長寿センターは、今や利用者の生活のリズムに組み込まれ、地域に定着しているようだ。(平成12年2月10日)
話題の指揮者ワレリー・ゲルギエフが来高
「ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団」の演奏会が四月十三日、群馬音楽センターで開かれる。同演奏会は、高崎市の市制一○○周年記念イベントのひとつで、高崎市と高崎市文化事業団が主催する。 同管弦楽団の歴史は、約八十年。年間十二万五千人もが、このオーケストラのコンサートを聴きに訪れ、オランダでも指折りのオーケストラに数えられている。九十五年からは、ワレリー・ゲルギエフを首席指揮者に迎え、ヨーロッパの各都市やアメリカ、極東のツアーでも、オーケストラの旋風を巻き起こすような公演で聴衆を興奮させてきた。ワレリーと同フィルが組んでの初来日になるのも話題の一つだ。 時間は四月十三日(木)午後七時開演。入場料はS席七千円、A席六千円、B席五千円、学生二千五百円(音楽センター窓口のみ)チケットの販売は各プレイガイドで行っている。 問い合わせは群馬音楽センター322・4527へ。(平成12年2月10日)
高崎市十二年度予算/一般会計は微増 介護保険に72億円
高崎市は平成十二年度予算を十四日に内示した。一般会計の予算額は九三四億三千四百万円で、前年比〇・九%の八億二一〇〇万円の増。十二年度から始まる介護保険特別会計は七二億三〇〇万円が措置された。 高崎市の予算は、平成九年度の一〇八八億をピークに、二年間続けて減少をしてきた。減少の内訳としては、新庁舎の完成が最も大きな要因で、十年度以降、市民サービス、福祉、教育、環境などに重点が置かれた予算編成方針が示されている。市税収入の減少傾向は近年の懸案で、十二年度も前年度マイナス三・四%の四〇四億を計上した。 市債は、塚沢中校舎の完成などにより、二二・五%減少。年度末残高が前年より二一億円減の八〇三億と、増加の一途にあった残高が十一年度から連続で下降線をたどっている。 一般会計、特別会計、上下水道事業会計の総額は一五六一億一八九五万円で、前年度比一・八増。一般会計九三四億三四〇〇万円の前年度比は、〇・九%増。十二年度から介護保険特別会計が新設され、福祉・医療施策の考え方が十一年度とは異なっている。国保や老人保健特別会計の予算にも影響していることから、一概に前年度との比較はできない。介護保険が、一般会計で実施されたと仮定した場合は、六九億円、七・五%増となる。国の予算伸び率は総額で三・八%増、群馬県予算は〇・七%減となっている。 十二年度は、市制一〇〇周年を記念する数々のイベントが計画され、二〇〇〇年事業費として一億一七〇〇万円など、関連事業総計約四億五〇〇〇万円が計上されている。(平成12年2月17日)
子どもに希望と感動を
高崎市児童文化スポーツ連合会(会長・児玉貴商工会議所会頭)が、十日夕に市内ホテルで新春の集いを開き、八十人の参加者は、今年の子どもフェスティバルの成功を期した。 集いは信沢悠功事務局長の「子どもたちに希望と感動を」のことばで開会。児玉会長は「二十世紀は戦争と科学技術の時代であったと思う。戦争は、有史以来の犠牲者を出した。思想、芸術は貧しい時代ではなかったか。二十一世紀はうるおいのある世紀にしたい。新世紀に向かって実りある活動をしよう」とあいさつした。同会名誉会長でもある松浦市長は「子どもフェスティバルには、本当に多くの催しがあり驚いている。各団体の団結ですばらしい活動ができた。高崎市は国際交流も盛んで、こうした活動が全国的にも注目されている」、砂田教育長は「年々多くの方が各層から集まって子どもたちのために尽力いただき、どれほどお礼を言っても足りない。子どもたちに様々な体験がどれほど大切で必要なことか皆さんは十分わかっておられると思う。二年後の学校週五日制の受け皿として、また、中学二年生の職場体験を一週間に延ばそうと考えているので、尽力を願いたい」と話した。懇親会は、参加者から団体や催しの紹介などしながらなごやかに進められた(平成12年2月17日)。
「自立」と障害者は福祉で
高崎市は、介護保険施行で要介護、要支援に認定されなかった高齢者に対して、福祉の後退とならないようにホームヘルプサービスや老人ホーム短期入所を引き続き行う。 同保険対象外となる六十五歳未満の障害者にも、訪問入浴、ホームヘルプサービスを実施する。障害者に対するサービスは十一年度まで老人福祉施策に含めて実施されていた。訪問入浴サービスは市の単独事業。(平成12年2月17日)
二碑を市重文に指定 保護賞は武居さんら四氏
高崎市教育委員会は、平成十二年度高崎市指定文化財を十四日に発表した。今回指定になったのは、京目町の役行者石像(えんのぎょうじゃせきぞう=中澤和志夫氏所有)と下豊岡町の白井鳥酔句碑(しらいちょうすいくひ=万日堂所有)の二件。 役行者石像は、寛永十六(一六三九)年につくられたもので、平安以降にひろまった修験道信仰や石像の研究の上で重要なもの。年代が刻まれた役行者石像では、県内最古のものと考えられている。白井鳥酔は江戸中期に活躍した俳人で、同碑は安永四(一七七五)年に、弟子が鳥酔の七回忌に建立したもの。句碑が立つ万日堂は、鳥酔が俳道を弟子に教授するためにしばしば訪れて宿泊した庵であった。碑面は「おもしろひ ゆめみるかほや 涅槃像 露柱庵鳥酔居士」。 文化財の保護、維持に尽力した市民に贈られる文化財保護賞は、大雲寺の武居梅坡襖絵を私費修理した梅坡の曾孫にあたる武居仁子氏、歴史民俗資料館で伝統機織りの実演指導を長年行っている江原トヨさん、国指定重文の刀剣を保存管理している八木洵子氏と牧野奈可氏が受賞した(平成12年2月17日)。
今年も皇居奉仕に
皇居の勤労奉仕を毎年行っている「群馬県皇居奉仕団(本間七郎団長・和田町)」の新年の集いが十一日に愛宕神社で行われた。 勤労奉仕は、皇居や赤坂御所内の除草、掃きそうじを宮内庁の許可を得て行うもので、同団は、十年間、毎年秋に訪れている。昨年は、有志六十人が四泊五日で、奉仕を行った。この日の集いでは、今年の日程などを話し合い懇談した。本間団長は「天皇陛下のお側で奉仕を勤めさせていただき、毎年、大勢の参加がある」と話している(平成12年2月17日)。
チャイルドシート五百台を抽選で貸出し
高崎市は、チャイルドシート使用義務化にともなって、五歳未満の子どもをもつ市民を対象に、五百台の無料貸出しを行う。貸出しは、希望者全員を対象とした抽選で行われ、使用料は無料。貸出し用のチャイルドシートが使用できるのは六カ月以上五歳未満、体重九キロから十八キロ未満、身長一〇〇センチ程度の乳幼児。 抽選の申込みは十六日から二十九日まで市交通対策課と市民サービスセンターで受け付ける。申込み時に車検証を持参する。抽選は三月五日(日)午前十時から十二時。抽選の申し込み資格や詳しい内容の問い合わせは高崎市交通対策課321・1231。(平成12年2月17日)
好評のロビーコンサート/今月は24日
月に一度、高崎市役所中二階ロビーで昼休みに開かれているロビーコンサート。毎回好評で、庁舎に訪れた市民を楽しませている。 二月は二十四日午後零時十五分から。演奏は、佐藤久仁子さんと竹井明美さんのピアノデュオ。曲目は、ビートルズナンバーや日本の歌曲、童謡など親しみのあるもの。佐藤さんは、高校まで高崎で過ごし、東京音大ピアノ科を卒業。当日演奏される曲は、佐藤さんが編曲。 入場無料。問い合わせは高崎市文化課321・1111。(平成12年2月17日)
恋人以外の女性からプレゼントをもらう?
高崎経済大学の学生がラジオ高崎で、学生生活を織り込んだ番組を放送している。担当しているのは、学生二十人で構成されるサークル『ラジコム』で、昨年十月から毎月一回一時間の番組づくりに熱心に取り組んでいる。 十一日は、間近にひかえたバレンタイン・デーにちなみ、学生の恋の悩みを調査。今の学生の恋愛観を浮かび上がらせようと試みた。 調査には、男子学生百人が回答を寄せた。調査の内容は、@女性からセーターやマフラーなど『手編み』のものをプレゼントされたらどう思うか。Aバレンタイン・デーにもらってうれしいプレゼントはなにか。B恋人がいる場合、恋人以外の女性からプレゼントを差し出されたら受け取るかどうか。@では、三二%の学生が「うれしい」、六八%の学生が「ちょっとこまる」と回答。「好きな恋人からなら」「あまり下手だと着られない」など、条件も厳しい。Aの回答は人それぞれ。アクセサリーや財布など、身につけられる物や、「気持ちがこもっていればなんでもいい」といった意見に答えが集まった。Bは、もらうと答えた学生が八○%。その大半が「恋人に内緒でもらう」と回答した。 番組内では、恋愛の『カリスマくん』が女性たちに、男性が印象に残るプレゼントや、アクセサリーのブランド名などを紹介。番組に寄せられた恋愛相談のアドバイスもした。 番組制作に関わった学生は、「企画から放送までを作り上げる、貴重な体験をしている(石塚聖史さん・三年)」、「作り上げていく過程がおもしろい。改めて高経を考えられた(尾崎詩さん・三年)」、「準備に時間も労力もかけているので、一時間の放送があっけない。もっと勉強が必要(川浦奈津子さん・三年)」と話していた。指導の大宮登教授は、 「公共性や、社会的責任がある場に集団で関わり、完成品を作るのは、非常に良い経験だ。活動が、大学生活の確認や自己実現の場になるよう期待している」と、学生達を励ました。 番組制作の統一テーマは、「高経生らしさを伝える」。”今時の若者”が発する情報に期待が集まる(平成12年2月17日)。
過去最多八○作品を上映
第十四回高崎映画祭 第十四回高崎映画祭が、今年は三月二十五日から四月九日までの間、十六日間の日程で開催される。上映されるのは国内外からの選りすぐられた、過去最多の八十作品。開催期間中は、授賞式や舞台挨拶に監督や俳優、スタッフが招かれ、映画祭に花を添える。 今年の映画祭では、恒例の一九九九年度の邦画・洋画ベストセレクションや、シリーズ特集「若手監督たちの現在」がメイン・テーマ。さらに「イギリスの微笑」「心に、音楽の魔法」「日本映画の最前線」の三つの特集を組み、芸術性の高い作品や個性的な注目作品が多数上映を予定されている。 チケット▽全日フリー券一万円、五作品券三千八百円、鑑賞券(前売り)八百円、パーティー券六千円。問い合わせは高崎映画祭事務局326・2206へ(平成12年2月17日)。
冠稲荷で例祭 倉賀野神社
倉賀野神社内にある冠稲荷で十一日、例祭が開かれた。 冠稲荷の例祭は、もともとは初午の祭りとして古くから執り行われている。建国記念の日が定められてからは、この祝日に開かれ定着した。この日は、神事の後、高木直明宮司が同稲荷を紹介。同稲荷が倉賀野の宿場全体の稲荷として信仰を集めたことや、文化文政の頃、宿場に勤めた飯盛り女たちが、来世の幸せを祈って名を刻んだ玉垣を奉納したことを説明した。 神楽殿では、巫女舞が奉納された。倉賀野小六年の南ゆうこさん、堀越ひとみさん、高岸祐子さん、佐藤詩織さんが『豊栄舞』を舞った。また、福男福女が「福は内」とだけ唱えて縁起物をまいた(平成12年2月17日)。
起業家の応援に全力 高崎商工会議所
ベンチャー支援センターを開設 やる気のある起業家、これから創業を志す人をバックアップするため、高崎商工会議所が「高崎地域ベンチャー支援センター」を一月に開設した。センターは多岐にわたる会社設立手続きをはじめ、経営相談や指導、助言に応じる窓口となる。 昨年十二月に施行された三十六年ぶりの中小企業基本法改正で、これまでの大企業との格差是正から、中小企業の経営基盤強化や創業経営革新支援に施策の重点が変わった。その一環として、平成十二年度から全国三百カ所に支援センターが設置されるが、前倒しのモデル事業として、全国に百カ所、県内では前橋、高崎、太田に同センターが設置されることになった。 ひとくちに創業といっても、事業計画や経理、労務、税務など企業家が考えなければならないことは多岐にわたる。センターでは、商工会議所や専門家と連携しながら、創業の心構えや融資面でのアドバイス、細かな会社事務まで、悩みを一手に引き受ける。金融経験者が常駐し、資金対策も的確な助言が行える。 同センターでは「創業の不安を軽減し、起業を支援するためバックアップしていきたい。商工会議所の経営支援を創業に特化させた窓口となる。普段着のままで、気楽に相談に訪れて欲しい。創業を促進し、中小企業の小回りの良さを生かした創造性あふれる新商品、新サービスの開発は、地域経済の活性化に大きく寄与する。不況下だが、新たなビジネスチャンスとして、創業を志す潜在数は多い。借入金や負債のリスクは経営者が負う。事業内容や市場など周到な計画検討が必要」と、軌道に乗るまできめ細かなフォローをしていくという。相談は無料。秘密厳守。 問い合わせは商工会議所内同センター361・5171。(平成12年2月24日)
防空壕を埋め立て
観音山の参道下に戦時中つくられた四基の防空壕の埋め立て工事が進められている。 この防空壕は、正式には特殊地下壕と呼ばれ、谷の崖に掘られた横穴。空襲を逃れる目的ではなく、軍用物資を格納するために十五連隊によって、掘られたもの。高さ二、三メートル、奥行き三十メートルある。二基は土砂や竹やぶにおおわれて、開口部は狭くて見つけにくいが、残りは大人が立って楽に出入りできるほど。内部も堅牢なつくりであった。人通りが無い場所で、簡単な崩れ止めが施されていた。風水害で崩れる恐れもあり、万が一に備えて埋め立てられる。戦後六十年を経て、三月上旬には四基すべてが、姿を消すことになった。
三月市議会を一日に招集十二年度予算案など審議
高崎市議会三月定例市議会が一日に招集され、二十二日まで開かれる。 一日から三日まで平成十二年度予算案の上程、市長施政方針と関係部長による議案説明、総括質疑、予算特別委員会の設置と議案付託。七日から十日まで一般質問。十四日から二十二日まで予算特別委員会で十二年度予算案と同関係議案の審査が行われる。予算案の議決は最終日二十二日の午後の本会議で。
初の民間借り上げ住宅 ”市街地活性化”願い起工式
高崎市初の民間借り上げ住宅の起工式が、二十二日、江木町の建設予定地で行われた。 借り上げ住宅事業は、人口の流出が著しい中心市街地の定住人口を回復し、活性化をはかるのが目的。中心市街地は、公営住宅が少ない地域でもある。同事業は、民間が建設した賃貸マンションを、高崎市が借り上げて市営住宅として供給し、公営住宅不足を解消しようとするもの。今回、その第一号として、八間道路踏切東の江木町内に八階建て集合住宅建設が決まった。一階は事務所二戸。二階から八階まで全十四戸が住宅で、二十年間市が借り上げる。建設事業者は佐藤建業(佐藤栄一社長)。 起工式で佐藤社長は「中心市街地活性化のための重要な施策。今後、この事業を発展させるためにも成功させなければいけない。市街地の人口、子ども数の増加になることを願っている」とあいさつ。来賓の松浦市長(坂助役代理)、高橋市議会議長、儘田連合群馬会長らは、市街地の定住人口増に期待を寄せ、新しい発想で街を活性化させる大きな一歩だと祝辞を述べた。(平成12年2月24日)
支える人に感謝状/市民福祉大会
たかさき市民福祉大会が十九日、高崎市文化会館で開催された。 同大会は、市民がともに生きることができる福祉のまちづくりをつくろうと、市や社会福祉協議会が主催。第一部では、ボランティア顕彰や社会福祉事業功労感謝状が、功労者に手渡された。主催者のあいさつで松浦市長は、「福祉のまち高崎の主役としてますますのご活躍を期待します」。太田芳雄社会福祉協議会会長は「市役所だけではなく、市民が福祉のまちを作る。作る人達こそ幸いなる。リーダーである皆さまが、ますます健やかでありますように」と感謝の言葉を述べた。 第二部では古今亭菊千代さんが「初天神」を手話落語で披露した。(平成12年2月24日)
全校児童で表現活動
東小学校(藤井宏校長・児童数百四十八人)で十九日に、全校児童による朗読会が行われ、保護者や地域市民に学習活動の一端を披露した。 東小では、水曜日の全校集会として、表現活動を育てる「ひびきあいタイム」を持っている。集会では、教科書にのっている作品や子どもたちが選んだ詩などを学年ごとに朗読している。四月からの積み重ねを集大成したのが、この日の朗読会。音楽や合唱なども取り入れて演出し、詩や物語の世界を豊かに表現した。 学年ごとの出し物の後、全校児童が壇に上がり、「アフリカ象の家族」を発表した。この作品は、地球や自然、生命の尊さがテーマ。家族を失った悲しさや大自然に生きる力強さを表現し、子どもたちの素直な感性を伝えた。 藤井校長は「大勢の保護者や地域の方が楽しみにしていたと集まってくださった。特に一年生が上手だったと感想を語られていた。父親の姿も多く、うれしく思っている。年間授業時間が少なくなって、こうした学芸会的な行事が減っているのが現状。正規の授業時間をほとんど使わずに、週一回、朝の十五分間の積み重ねでこの朗読会を作りあげることができた」と話している。同校では、今後、総合的な学習でこうした学習活動に取り組んでいく(平成12年2月24日)。
雛人形でみる庶民の暮らし
高崎市歴史民俗資料館では「節の雛(せちのひゐな)」展が開催されている。 展示されているのは、裃雛や掛け軸雛、箱書きのある有職雛や商家に飾られていた古今雛などで、道具類を合わせると四百点あまり。新しいものでも昭和三十年代の内裏雛まで。市民から寄贈されたものも多い。 裃雛は、農家では豊作を祈願し「作雛」、養蚕の盛んな地方では「かいこ雛」呼ばれていたが、昭和十年頃には市場から姿を消し、戦後は一般にも見られなくなった。掛軸雛は、掛軸に内裏雛を描いたもので、安価なので、長男長女以外の誕生に贈られたり、内裏雛一式を飾った部屋に、掛軸雛を多数掛けて節句を祝っていた。掛軸雛の最盛期は、昭和初期。現在では、美人画的な絵柄に変わって販売されている。 その昔、一般庶民は雛人形と言ってもせいぜい紙人形か土人形であった。庶民の暮らしの中から生まれた裃雛や掛軸雛は、一般に内裏雛が買えるようになって、消え去ろうとしている。時代の世情を反映した雛たちの姿が興味深い。 会期は三月三十一日まで。入場は無料。開館時間は午前九時から午後四時までで、休館日は月曜日と祝日の翌日。問い合わせは同資料館352・1261(平成12年2月24日)。