群馬、新潟県内の九十八のロータリークラブで組織する、国際ロータリー第2560地区社会奉仕委員会が二十六日、高崎シティギャラリーで環境フォーラムを開いた。 この日は、県環境審議会会長の赤岩英夫・群馬大学学長が、「二十一世紀に向かって環境問題を考える」をテーマに記念講演を行い、環境保全には、倫理の向上と技術革新が重要だと説いた。その後、「循環型社会づくりのための市民・企業・行政の役割」をテーマとするパネルディスカッションが開かれた。パネリストは、松浦高崎市長、高畑佳寿子・上越市副市長、牛久保雅美・サンデン且ミ長、下田清美・県教育アドバイザー、同委員会の中繁基委員長の五氏。コーディネーターは、熊倉浩靖・NPOぐんま代表理事が務め、それぞれの立場から環境への取り組みを討論した。 フォーラムでは、環境保全運動のシンボルとして「グリーンリボン運動」を提唱。同運動は、高崎ロータリークラブが提案したもので、エイズの感染防止や観戦者への理解を訴える「レッドリボン運動」を参考にした。グリーンリボンをシンボルに、高崎発の環境保全運動を世界に向けて発信していく試みで、当日がその初行事になった。(平成12年3月2日)
敬意と期待を込め
高崎市教委と市体育協会は、二十四日に高崎市文化会館で優秀スポーツ賞表彰式を行い、功労者や競技優秀者など三百六十六人を表彰した。 スポーツ表彰は、永年にわたって体育振興や後進の育成に貢献した人や、年間を通じて優秀な成績を残した競技者に贈られる。 式で、砂田教育長と荒瀬体育協会会長は、功労賞の長年にわたる尽力に謝意を表し、優秀競技者に対しては、夢を大きくひろげ、五輪選手をめざして欲しいと祝辞を述べた。 県スポーツ功労賞を本市では、江原康雄氏が受賞した。江原氏は、高崎市野球連盟副会 長、佐野小校区体育振興会長をつとめている(平成12年3月2日)。
サミットの準備着々と
今秋、国際姉妹都市五市が本市で開催する高崎サミット。各市の担当者が二十一日に来 高し、五日間の事前協議を行った。 過去四年間の環境プログラムの成果をふまえ、サミットや関連事業のテーマなど具体事 項について取り決めた。十月の開催に向け、各市に持ち帰り最終的な準備を行う。 各市の担当者は、今までの交流を通して既知の仲で、胸襟を開いた議論がなされた。(平成12年3月2日)
平成12年度施政方針
松浦市長は、三月定例市議会に平成十二年度高崎市予算案と関係条例案を上程した。市長が示した十二年度予算と施政方針は、次の通り。 当初予算の規模 平成十二年度高崎市の一般会計当初予算は、九三四億三四○○万円となり、前年度に比べて八億二一○○万円(○・九%)の増になった。本年度から新設した介護保険特別会計を一般会計で実施したと仮定すると七・五%(六九・四三万円)の増となる。一般会計と特別会計、企業会計を合算した予算額は、前年度比一・八%増の一五六一億一八九五万一千円である。国の予算の伸び率は、総額で三・八%の増、地方交付税や国債費等を除いた一般歳出では二・六%の増である。群馬県の予算は、○・七%の減、地方公共団体の予算編成の指針となる地財計画の総額は○・五%増、地方一般歳出は、○・九%の減である。 予算編成の基本方針 景気は回復力が弱く、税収等も減少が見込まれる大変厳しい財政状況の中、平成十二年度予算編成は、財政運営の基本方針に基づき、限られた財政を福祉の向上や市民サービスの推進のための施策に、重点的に配分することを基本に取り組んできた。特に本年度は、高崎市にとって市制一〇〇周年という大きな節目の年である。これまでの一〇〇年を振り返り、二〇〇〇年代の新しい高崎を創造していくための出発を記念して、数々のイベントが計画されており、市民の方々とともに、高崎市の「新しいまちづくり、人づくり、夢づくり」を実現していきたいと考えている。 一般会計予算の概要 歳入▼市税については、市民税個人の減税の継続や、今年度は特に固定資産税の減税が予想されることから、市税全体として平成十一年度当初予算に比べて三・四%の減となるなど、大変厳しい状況が見込まれる。減税に伴う地方税減収を補てんするために交付される地方特例交付金は、本年度は、十三億三千万円を予算計上した。地方交付税は、十一年度実績を勘案し、前年度より、前年度より十四億増の四六億円を見込んだ。利子割交付金については、郵便貯金の集中満期に伴う利子課税の増が見込めるため、前年度より四億四千万円増の八億円を見込んだ。市税収入が減少するなどの財政不足に対応するため、財政調整基金の取り崩しを、前年度より一億円多い二八億円とした。市債は、塚沢中学校校舎増改築事業の終了などに伴い、二二・五%減の三七億三八七○万円を計上した。この中には、個人市民税の減税に伴う影響額の一部を補てんするための減税補てん債、四億九六〇〇万円が含まれている。 歳出▼平成十二年度も大変厳しい予算編成になったが、組織の見直しや、委託化などにより職員の削減を図ったほか、旅費、会議費、印刷製本費、委託料、補助金の見直しを行い、その他の経費についても極力削減に努めるなど、経費全般にわたる節減を図り、より効率的な財政運営を目指した予算編成を行ってきた。新しい施策や主な施策として、まず始めに、高齢化や少子化対策の推進など、保健福祉施策の充実・拡大を図っている。今年度から介護保険制度が導入されるが、導入後においても今まで実施していたサービスは引き続き実施していくとともに、一人暮らし老人に対する給食サービスや車椅子対応車両の貸し出しサービスの充実等、今まで以上に市民サービスの向上を図っていく。乳幼児医療費助成については、就学前児童までに拡大するとともに、保護者の疾病や事故等で緊急・一時的に保育を必要とする場合の「緊急一時保育」や日曜・祝日などに保育を行う「休日保育」を実施する。 学校の高度情報化教育については、小学校に一校当たり二二台、養護学校に八台のパソコンを整備するとともに、すでに整備済みの中学校を含めインターネットへの接続を行い、情報化社会に適応できる能力を養うための環境整備を行っていく。「いじめ」「不登校」「非行」などの問題に対しては、引き続き相談指導等の充実を図るとともに、ティーム・ティーチィング等の新しい指導法を積極的に導入するための各教科指導助手を配置するなど、学校教育の指導充実を図っていく。各学校に学校評議員を設置し、地域住民・保護者及び有職者等から広く意見を聞き、地域社会との連携を行い、ひらかれた学校づくり、魅力ある学校づくりを推進していく。 景気は依然として低迷状態が続いており、市内の事業所や商店街は大変厳しい状況となっている。このため、長期の運転資金として利用が急増している特別対策資金融資の大幅な増額と融資条件の改善を行うほか、ベンチャー企業の振興を図るため、独立開業支援資金の融資条件の改善も行っていく。 農業問題については、農業農村を取り巻く環境を考慮して、農業関係者の強い要望でもある農業公社を設立する。 環境問題については、環境にやさしいリサイクル型社会の構築を目指す試みの一つとして、家庭等から出される粗大ごみの中から使用可能な物品を倉庫に整理保管し、希望する市民に無料譲渡する「リユース(再利用)事業を実施していく。環境問題は市民、事業者、行政が一体となって取り組む必要があるが、昨年度から準備を進めてきた「ISO(国際標準化機構)14001」の認証取得を行い、自ら環境に配慮した行政を実践することにより、市民、地域の環境に対する意識のより一層の向上を図っていく。 高崎市は西暦二〇〇〇年に市制一〇〇周年を迎える全国でも唯一の都市である。大晦日から元旦にかけて行われたカウントダウンイベントをかわきりに、数々の記念イベントが計画されているが、本年度実施する主なじぎょうとして、「オランダ王室展」、「高崎百年展」、「高崎大田楽」等々である。 その他、区画整理事業、街路事業、市街地再開発事業、金井淵団地の建替え、公共下水道事業などの諸事業についても積極的に推進していく。(平成12年3月2日)
水道料金12年度中に値上げ案 改定の先送りは限界
二日の市議会で、高崎市水道局は、平成十二年度予算説明を行い、赤字累積を理由とした水道料金値上げ改定案を、十二年度中にはかりたい考えを示した。 平成十二年度水道事業会計の収益予算は、収入が五〇億六一六一万円、支出が五一億八九七〇万円で九五六五万円の赤字となっている。平成九年度決算では、五一二〇万円の利益があったが、平成十年度は九一六九万円の損失を計上した。水道局では、十年度以降の赤字累積から、料金改定案を十二年度中にはかる考えだ。 現行料金に改定されたのが平成五年で、その時の決算では八六九五万円の損失を計上。同年度に水道料金の値上げを決め、六年十月の料金から適用されている。松浦市長は、二日の市議会総括質問の中で「現行料金は、平成六年から九年までの計画基準で算定されたもの。計画年度から既に二年が経過し、十年度以降赤字が続いている。これまで改定を先送りしてきた」と答弁し改定に理解を求めた。また、市長は、倉渕ダム建設については、地下水に過度に頼らず、安定水源を確保するためには、必要な事業であるとし議会に理解を求めた。(平成12年3月9日)
公営企業にも諮問機関
高崎市水道局と下水道局は、七日の市議会一般質問で、木暮孝夫議員の質問に答え、上下水道行政に市民の意見を反映させるため、審議会制度を設ける考えを明らかにした。料金や運営全般にかかる市民要望を広く求める方針で、十二年度内設置を目標に関係条例の整備を進める。(平成12年3月9日)
ミレニアム議会が開会
高崎市議会は、西暦二〇〇〇年と市制一〇〇周年の始まりとなる三月定例会で、初日の一日、開議に先立って、記念演奏会を開いた。からす川音楽集団が四曲を披露。テンポの良い曲を中心に、慶事に華を添えた。児玉健一団長は「音楽を通じた国際交流で、今年は節目の年」とあいさつし、活動にさらなる意欲をみせた。
社会教育推進に30年
本市の社会教育に携わる五十二団体で組織する「高崎市社会教育関係団体連絡協議会(根岸努会長)」が、結成三十周年を迎え、二月二十七日に記念式典を開いた。 同協議会や参加団体は、市民の生涯学習、スポーツ、芸術文化、ボランティア活動など、子どもたちから高齢者まで幅広い活動で、豊かな地域社会づくりに貢献。社会教育を底力として支えている。三十周年を記念して、これまでの歩みや社会教育の現状と提言などを小冊子にまとめた。 市教委では「協議会は、これからの市民学習活動、生涯学習活動を通じた街づくりに強い使命感を持っている。学校教育と社会教育が連携し、地域の教育力を高めるために、期待と応援をしていきたい」と話している。 また、記念表彰として長く協議会の役員をつとめた佐藤光美、石井鎮世、宮野梢守、吉村晴子各氏が特別功労を受けた。(平成12年3月9日)
県立病院誘致に正念場
県の対応が待たれている県立西毛中核病院建設について、七日の市議会一般質問で、榑松正義議員が現状と今後の方針などについて、市当局の考え方をただした。 県立西毛中核病院誘致は、長く高崎市の課題となっている。高崎市は、寺尾町を予定地に決め、地質調査を行うなど、下準備を行ってきた。国立病院は救急医療、総合病院としての役割をはたし、県立病院は専門性を高めた高度医療機関として位置づけ、本市をはじめ、西毛地域の医療レベルを引き上げるのが目的。 高橋保健福祉部長によれば、県は現存の県立四病院整備終了後に、西毛中核病院に着手する考えを示している。この四病院整備の区切りと見られている東毛がんセンター工事が、平成十七年度に完了する予定だ。翌十八年度から、ただちに西毛中核病院建設に県が着手するとすれば、逆算して、平成十五年あたりが、計画策定の目安と考えられる。向こう三年間で、計画にかかわる具体的なことがらが解決される必要がある。高橋部長は「一丸となって誘致に取り組む重要な時だ」と述べ、現時点での県計画に「高度専門病院の検討を進める」「高崎・安中地区の高度専門医療につとめる」と記されていることを報告した。 松浦市長は、「長年の懸案で、知事にも何度も会って、早期に、前向きに進めると返事をもらっている。西毛十九市町村や県議にも、お願いに回り、全て了解と協力の同意を得ている。県の計画に記載されていなかったので、明文化してもらった。経済事情で、東毛のがんセンター工事に時間がかかっており、予定よりも四、五年遅れていることが、高崎にも影響しているようだ。一日も早い実現を期したい」と決意を語った。(平成12年3月9日)
「外形標準課税に対する考えは」
二日の市議会で、松浦市長は、二口昌弘議員の総括質問に答え、外形標準課税に対する考え方を述べた。 松浦市長は、外形標準課税が都道府県税であることから、市町村としての議論には控えめな前置きをしながら「地方分権のあり方として、できるだけ早期な導入が望まれるが、実施については、現在の経済状況の中ではどうか」と疑問符をつけた。自らが委員をつとめる国の税制調査会においても「予定時間を大きく超過して議論された。地方の立場として主張し続けてきたことであり、重要な税だと認識している」と答えた。東京都の導入については「コメントはひかえさせていただきたい」とし、都政の是非を論及することは避けた。 関連して、国の地方に対する財源委譲については「地方公共団体が自主的、自立的な運営をするためには必要だ。国の地方に対する配分は、私の考えでは少ないと思っている」と、私見にとどめたかたちで、考えを示した。自主課税については、今後の税制の検討の中で、施策全体の視野で考える必要があると述べた。(平成12年3月9日)
サケ稚魚を放流
烏川にサケを呼び戻そうと、高崎青年会議所が呼びかけている「ぼくらのサケを育てる会」の稚魚放流が、五日午前に和田橋下で行われた。 稚魚は、同会が十二月に配付したサケの卵から、子どもたちがふ化させて育てたもので、今年で十三回目。大勢の参加があった。 放流式で、広瀬雅美会長は「放流を通じて環境問題を考えて」とあいさつ。来賓の鹿野建設省高崎工事事務所長や砂田教育長は、生命や自然環境の大切さを話した。 子どもたちは、三〜五センチに育った稚魚に「元気に帰ってきてね」と語りかけながら、名残惜しそうに放流していた(平成12年3月9日)。
園児らが『火の用心』
幼年消防クラブ防火パレードが七日、高崎シティーギャラリー前を出発地点に行われた。 園児らは、防火と染め抜かれたお揃いの法被に身を包んで、「火の用心」と唱えながら、元気に行進していた。(平成12年3月9日)
染料植物園で 福寿草がみごろ
染料植物園の福寿草が見頃をむかえている。 冬場の花の少ない時期に同植物園を訪れた人に、可憐な花を楽しんでもらおうと、今年一月下旬に約百株五百芽を植栽。花は三月下旬まで楽しめるという。同植物園では、福寿草をPRすることで、冬場に落ち込む入場者の増加を期待している。園内の散策は無料。問い合わせは同植物園328・6808。(平成12年3月9日)
フリーマーケット参加者募集
四月二十九日に開催される「たかさきスプリングフェスティバル」のフリーマーケット参加者が募集されている。 会場は高崎市役所前広場。募集されるのは、一人(一団体)につき一区画(約一坪)で、合計五百区画。北関東で最大の規模になる。 参加資格は、十六歳以上で、販売できるのは、日用品や手作りの品などで、食品は不可。参加費は千円。 希望者は、九十円切手、一二p×二三・五pの封筒、別紙に住所・氏名(団体の場合は団体名と代表者名)・年齢・性別・職業・フリーマーケット出店回数・電話番号・販売品の具体的な内容を明記したものを同封して、下記の住所に申し込む。 〒370・0864 石原町2505 スプリングフェスティバル実行委員会事務局宛。問い合わせは同事務局070・5720・0065(月〜金/10時〜17時)。(平成12年3月9日)
手作りの雛祭り/園児らで桜餅も
三月三日は『桃の節句』。おひさま倉賀野保育園(阿比留とき子園長・一三○人)では、園児達による「雛祭り」が開かれた。 広間には、園児達一人一人が製作した雛人形が飾られていた。ゼロ歳児から受け入れている同保育園では、年齢に合わせて園児たちに雛人形づくりを指導。ゼロ歳児の雛は保護者の手によるものだが、二歳児からは紙や石、卵、布などの素材を使って園児が雛人形を手作り。一人一人の個性が光るかわいらしい人形ができあがった。 雛まつりは広間に集まった園児らが、組ごとに歌を歌った後、おやつの桜餅などを食べた。この桜餅も、園児らの手作り。午前中から、保育士の指導で、ホットプレートで桜餅の生地を焼き、あらかじめ丸めておいた餡を包んだ。年長クラスの園児らは、年下の園児の分も生地を焼き、約百五十個の桜餅が完成した(平成12年3月9日)。
最高賞に小林貞夫さん
「第三回たかさき光のページェントフォトコンテスト」の審査結果が、このほど発表され、最高賞の推薦は小林貞夫さん(下横町)の『奇麗だね』に決まった。 同コンテストは、高崎城祉地区のイルミネーションと市制一〇〇周年事業の夜景を題材にした写真を募集したもので、五九三点の中から、推薦を含む計四十七点が入賞作品に選ばれた。 入賞作品は、十日から十四日まで、シティギャラリーに展示される。(平成12年3月9日)
春をうたう合唱コンサート
コーラスグループ『紅ばらコーラス』と『こーろ藍』のジョイントコンサート「ばら・藍 春をうたう」が十一日にシティギャラリー・コアホールで行われる。 『紅ばらコーラス』は、結成十五年を迎え、参加者の平均年齢は六十歳、最高齢者は八十四歳という熟年コーラスグループ。毎週一回、寺尾公民館で練習を積んでいる。『こーろ 藍』はレベルの高い合唱で定評がある。両グループとも中村よし子さんが指導にあたっている。演目は、「あの日あの時の歌」として、小諸馬子唄やみちのく三つの陰旋律など。また、六段幻想曲やさくらさくら、なども披露される。 開演は午後一時三十分。入場は無料。問い合わせは中村さん325・7333へ(平成12年3月9日)。
市街地の児童数持ち直す わずかながら増加傾向
四月に市内小学校に入学する児童予定数は、一月十七日現在で二千四百四人で、ほぼ例年並みだが、中心市街地の児童数がやや増加している。 新一年生で、最も少ないのが城南小学校の二十四人で、現一年生と同数。昨年まで、新入生が最も少なく、一学年が十人台になるのではと懸念されていた南小は、二十九人、東小は三十五人と持ち直している。 市全体の児童数は、平成十一年五月現在で一万四千百四十七人。学年ごとに見ると、減少の一途をたどり、十年間で三百人前後減ってきたが、現三年生の二千二百三十五人を谷底に、二年生が二千三百三十四人、一年生が二千三百七十二人と、上向き基調にある。新一年生については、三月の転出入で異動が発生するものの、おおむね予定数に落ちつくものと見られている(平成12年3月16日)。
幻の「高崎小唄」を発見 歌は淡谷のり子
高崎市歴史民俗資料館で「高崎小唄」のSPレコードが見つかった。このレコードは、中豊岡町の飯野清子さんから寄贈された四十枚のSPレコードの中にあったもの。淡谷のり子の歌でコロンビアレコードから、発売されている。「高崎小唄」の存在を知る人も少なく、市制一〇〇周年に、昭和初期を知る貴重な発見になりそう。 製作時期や経緯などは不明。新編高崎市史資料編には、「高崎小唄」の作詞者である宿大類の中里東雲氏が、昭和六年に出版を届け出た文書が掲載されている。昭和十四年に高崎商工会議所が発行した商工案内に、高崎新調、観音小唄とともに高崎の民謡として紹介された三曲に含まれていることが、今のところわかっている事実。 淡谷のり子は、昭和六年からコロンビア専属となり、「ブルースの女王」としての地位を築くまで、吹き込み歌手をつとめていた時期もあった。淡谷の昭和六、七年の録音には、全国のご当地小唄が多数あり、歌詞の届け出が六年であることからも「高崎小唄」が、この時期に製作されたと推測される。また同年四月には竹久夢路の招きで、前橋、高崎、富岡で十日間ほど興行しているが、関連性は不明。 歴史民俗資料館では「興味深い発見だ。謎も多く、詳しいことがわかっていない。高崎小唄を知っている人、音質の良い『高崎小唄』のSP盤を持っている人がいたら、情報を寄せて欲しい」と話している。 「高崎小唄」の歌詞を三面に掲載。高崎の風物が歌われているが、白衣観音は建立前で、歌詞には登場していない。当時の高崎八景がしのばれる。歌詞の一、二、五、六番は、前掲の資料から。三、四番は、レコードから聞き取ったため、表記や文言が原作と相違していることもある。(平成12年3月16日)
新図書館は先送り 建設場所など見直し
高崎市は、今市議会で、根岸富貴子議員の一般質問に答え、シティホール第三期工事として、シティギャラリー、新市庁舎に続いて計画されていた新図書館建設を、次の第四次総合計画に送る考えを明らかにした。 当初の計画では、新庁舎の南側、現公用車駐車場に新図書館が建設される予定だった。図書館長は、庁舎と同じ敷地内に建設した場合、地下駐車場のスペース不足が予想されることなどを理由にあげ、次の第四次総合計画で位置づけるよう努力したいと答弁した。松浦市長も「現在の車の状況からすると図書館を建てることは渋滞を招く。他の場所が良いのではないかと考えている。四次総合計画に見送らざるをえない」と方針を述べた。具体的なことには触れられず、シティホール第三期工事の新図書館は、事実上、白紙化した。図書館長は「知の総合グラウントとして位置づけ、資料の多様化、インターネットを利用したネットワーク整備、交通アクセスなどいろいろな角度から検討したい」と話している。(平成12年3月16日)
高松中から力士に/永井が初白星 今場所でお披露目
高松中を今月卒業し、大相撲の湊部屋に入門した永井=永井史弥が、十四日の初取組で白星をあげた。 永井は、今月四日の新弟子検査に合格し、今春場所で初土俵。初戦で初日を出した。十六日に二回目の取組がある。今場所中に予定される新弟子のお披露目で、花道を飾る。 父の永井誠弥さんは「つらく厳しい勝負の世界に十四歳で入門して、正直なところ心配もある。自分で選んだ道だから、大きな目標を持って欲しい。二月から、湊部屋で生活している。『がんばっている。白星をあげた』と電話があり、苦労のかいがあったと喜んでいる。お披露目は見に行きたい」。高崎で育った力士を、大勢の市民が応援して欲しいと語っている。(平成12年3月16日)
埋もれた街並み再発掘NPOが建造物調査
緊急地域雇用対策事業として、高崎市がNPOに発注した事業の一つである歴史的景観重要建造物等調査が、NPO法人「街・建築・文化再生集団」によって進められている。 この調査は、市内の昭和二十五年以前に建てられた一万二千件の建造物を全て確認していくもの。路地裏や、表通りから見えない建物も、しらみつぶしにあたっていく。同法人では「景観賞を受賞した有名な建築物だけでなく、今まで見過ごしていた街並みの中に、すばらしい発見がある」と話している。この日の本町の調査でも、軒のかげから土蔵の屋根を見つけ、構造や鬼瓦の模様などを確認しあっていた。 来年度までに完了し、調査結果は、街づくりの基礎資料にされる(平成12年3月16日)。
20年後は二人に一人/中心市街地の高齢者
高崎市は、今市議会で、木暮孝夫議員の一般質問に答え、十年後、二十年後の高齢化率の試算値を示した。 松橋市長公室長は、市人口総数について、精度の高い予測を計画に盛り込みたいと、今回の提示は控え、高齢化率と少子率を答えた。 答弁によれば、十年後の平成二十二年の市全体の高齢化率は二三・〇%、十五歳未満人口の比率は一三・二%。中心市街地では高齢化率三四・三%、十五歳未満人口一一・三%と見ている。平成三二年の、本市の高齢化率は三二・七%、十五歳未満人口の比率は一〇・八%。中心市街地では高齢化率四六・二%、十五歳未満人口一〇・八%。中心部の高齢化は著しく、約二人の一人が高齢者となる。高崎市では、地域ごとの特性を把握し、総合計画に反映させる考え。(平成12年3月16日)
ピアノは私の人生/風岡さんリサイタル
タレントグループを主宰し、大勢の音楽家を世に送りだしている風岡裕子さんのピアノリサイタルが四月七日午後六時三十分から高崎市文化会館で行われる。 風岡さんは、音楽家として六十年。後進の育成に力を注ぎ、五年前から、「七十歳から人生が始まる」と自身のリサイタルを開いてきた。喜寿を節目に、今までのまとめとして、音楽に対する思いを演奏する。「音譜のテクニックだけではなく、歌うような演奏を、自分の理想、夢をできるかぎり実現していきたい」と話している。 群響発足当時、ピアノを弾きたい一心で、高崎を訪れ入団。映画「ここに泉あり」で、岸恵子が演じたピアニストのモデルでもあった。「人生の苦労が全てプラスになっていく。長い間の思いが蓄積し、今、自分が開けてきた。自分の中に新しさが芽生えてくる」と音楽への情熱を語っている。 プログラムは、今までタレントグループの生徒たちと勉強した曲の中から選んだ。音楽をわかって欲しい世代に向け、ピアノを通じて風岡さんがメッセージを届ける。 一般二千円、学生千五百円。問い合わせは風岡方322・5128。(平成12年3月16日)
映画祭のまちをアピール/市美術館でポスター展
高崎映画祭の開催を前に、映画文化の歴史をポスターで振り返る展示が、十四日から高崎市美術館で開かれている。 「ポスターで見る映画史」展は、映画ポスターコレクターの石井忠樹さんの寄託作品を中心に、過去十四回開かれた高崎映画祭で上映されたポスターを加え、約二百点で構成されている。無声映画の代表的なスター、チャプリンの「ライムライト」、日本初の総天然色映画「カルメン故郷に帰る」などから、近年の作品まで、時代を反映させる邦画、洋画のポスターが十五のジャンル別に展示された。 映画という芸術が発明されてから、わずか百年。新しい思想の表現方法として、いまなお発展し続けている。広告メディアとして、その映画の情報を瞬時に伝え、イメージを換起させる映画ポスターは、重要な役割を担ってきた。映画の歴史を振り返るばかりではなく、ポスターそのものの芸術性も興味深い。高崎映画祭とあわせて観覧しても楽しい。 会期は、四月十二日まで。観覧料は一般百円、大高生八十円、中小生五十円。開館時間は午前十時から午後六時(金曜日のみ八時)まで。休館日は月曜日と祝日の翌日。問い合わせは高崎市美術館324・6125。(平成12年3月16日)
プラネタリウム新番組/古代文明の謎を訪ねる
高崎市少年科学館・プラネタリウムの春番組「古代遺跡ミステリー 中南米・幻の文明」が十一日より上映されている。 同番組では日本から見える春の星座を紹介とともに、中南米の古代文明の謎を訪ねている。物語形式で、幅広い年齢層で楽しめという。 数世紀前まで、中南米にはいくつもの文明があった。ジャングルに現れた遺跡、巨大な地上絵、遺跡から発見された品々など、神秘のベールに包まれている。古代文明を築いた人々は、何のためにこのようなものを作ったのか。彼らの見た星はどんなものだったのか。 投影期間は五月二十八日まで。投影時間は、土・日・祝日が、午前十一時、午後一時三十分、二時三十分、三時三十分。木・金曜日が二時と三時三十分。観覧料は一般三百十円、中小生百五十円。問い合わせは同館天文係325・0681(平成12年3月16日)。
「市民が選ぶ百選」決定/「高崎百物語」づくりに
高崎市が市制一〇〇周年事業の一つとして進めていた、二四万市民が選ぶ高崎百選の選考が終わり、このほど発表になった。百選は、高崎らしさをアピールする場所、建物、人物、文化、制度、理念など幅広い分野にわたっている。 昨年二月から六月まで大切にしたいと思う事物を市民公募し、寄せられた二百六十点のなかから選ばれた。内容としては、観音山に関係するものが多かったという。市民から推薦されたものは、市政一〇〇年展や、高崎かるたの読み札としても活用されている。 高崎百選をもとに、高崎かるたと抱き合わせた高崎百物語が計画されている。百選の事物にまつわる歴史やエピソードを物語としてまとめ、かるたの絵札と合わせて構成していく(平成12年3月23日)。
高崎市議会高橋勇議長に聞く
徹夜も陳謝も無かった一年
過去、議長、副議長席を争い、また、委員会ポストなどをめぐって、ことあるごとに紛糾していた高崎市議会だが、この一年間は驚くほど穏やかだ。現正副議長の選出も共産除く全会派の信任を得て、票割れや白票の無い議長選挙で、あっけないほど、すんなり決まった。高崎市議会名物の延長議会、徹夜議会も無く、また、議会に関する不祥事も聞こえず平穏そのもの。高橋勇議長に、議会の様子を聞いた。 ・高橋議長が就かれて間もなく一年が経つ。かつては、議会人事で紛糾していた高崎市議会だが。 高橋勇議長▽市議会の正副議長の任期は、法的には四年。高崎市議会では、議員の申合せで、慣例的に一年交代、五月臨時議会で交代をしている。過去、議長選がもつれ、混乱したのは、この慣例が守られなかったことが原因だ。現議長が辞意を示して、議長選挙が行われるが、後任候補がはっきりするまで議長を辞任しないとか理由をつけて、なかなか辞表が出てこない。会派も不安定になる。過去の議長選の半数以上が、こうした混乱の中で行われ、深夜の調整にもつれた経験を何度もしている。慣例が守られれば、議会も安定すると考えている。 ・議会運営については。 高橋議長▽人事面、委員会ポストについては、今までの慣例にしたがって、会派ごとの割当てや調整がスムーズに行われた。譲るべきところは譲る、引くべきところは引くといった空気が出てきているのは喜ばしいことだ。議長は、議会の代表として、全会派に平等でなくてはならない。保守系の結束にも恵まれ、各会派とも円滑な関係だ。私は、議会は言論の府として、それぞれの会派は、会派として主張すべきことは、主張しあわないといけないと考えている。時には、議会の混乱を収拾するために、議長権限を発動することも必要だ。執行部とのトラブルもない。当局と議会は、敵対するものではないし、もちろん馴れ合いではいけない。チェックすべきところは厳重に行い、遠慮してはいけない。市民に対して、行政執行が適正であるか、責任を持っていかなければならない。 今議会から国旗と市旗を正面に掲揚することに決めた。議員にはかったところ議長に一任されたので、議長権限で決めたことだ。 ・議会の改善点などは。 高橋議長▽議会改革に取り組む必要があるだろう。一般質問に立つ議員が増えており、議会便りにも議員名が記載されるようになった。一般質問を午前中から行う日を設けて、傍聴者の便宜をはかることも必要だ。実施は別にして、会派の人数に応じて、質問時間を割り当て、その時間を各会派で自由に運用するような制度も検討していいと思う。 ・次期の議長については。 高橋議長▽私自身は、慣例を守る意向を伝えてあるので、混乱は無いはずだ。。 (平成12年3月23日)
春風句集の出版祝う
俳誌「櫻草」の名誉主宰、村上春風氏の句集出版記念と、氏の後を引き継いで主宰者となった渓声(幹也)氏の就任を祝う集いが十五日午前、関係者を集めて市内ホテルで行われた。「櫻草」同人は、俳聖村上鬼城直系の一門。春風氏は鬼城の長子として明治四十一年生、九十一歳。鬼城没後、休止していた五日会同人と「櫻草」を、子息の渓声氏ともに復活再生させた。 渓声氏は春風句の「初空の青を俳句の心とす」をひきながら、文学、芸術への志を述べた。鬼城が高崎の地から日本の俳壇を揺るがしたように、全国に問題提起していきたいと語った。 集いでは、中曽根史一氏の講演と王偉華氏の中国琵琶の演奏が行われ、なごやかな懇談の場も設けられた。(平成12年3月23日)
宴会出席は必要
高崎市議会予算委員会で、高崎市は、木暮孝夫議員の指摘に答え、業界団体などの宴席に市職員が出席することは従前通り継続する考えを述べた。 商工業の関連団体、組合は二百ほどで、宴席の会費は担当部の事務経費として認めているとした。現金の寸志は控え、ビール券で対応している。木暮議員は「市民感情としては、幹部の出席を求めたくなる。互いに気心の知れた関係をつくるのは良いことだが、重要事業を幾つも抱えている実情のなかでは、自粛させてもらったらどうか」と要望した。(平成12年3月23日)
子ども百聞隊募集/遊んで学んで高崎を知る自由参加のウオークラリー
子どものためのウオークラリーが、四月二日(日)、開催される。市制一○○年・たかさき二○○○年委員会が主催し、ウォークラリーに参加する「子ども百見隊」も募集している。 ラリーは、もてなし広場をスタートとゴール地点にし、その周囲二q四方で行われる。当日配る地図に示された百個のポイント地点を実際に訪れ、問題に解答をしながら、多くのポイントを稼ぐ点数制。問題に答えながら、高崎の現在・過去・未来を学べる。 参加は自由。参加費は無料。筆記用具と昼食は各自が持参。もてなし広場の受付で、パスポート、地図、参加賞、ワッペンを受け取ってスタートする。スタート時間は午前十時から(最終出発時間は午後一時)。高得点を獲得した人には賞品も用意されている。問い合わせは352・8470(吉井)へ。(平成12年3月23日)
土鍋の内側に耳?
かみつけの里博物館では、四月十日まで、特別展「鍋について考える 土なべの生産・地域性・民俗からさぐる室町・戦国という時代」が開催されている。 南北朝時代、東国で土製の炊事道具(内耳土器)が出現する。土器の内側につく吊り手の耳が特徴だが、その耳がなべつるで擦れた痕や、なべの内側に調理の汚れや食べ滓はみられない。関東甲信越地区や東海中西部地区の土なべには、様々な形がある。いったいその理由は何なのか。同展では、鎌倉時代から江戸時代までの「なべ」に関係する資料を集め、中世に生きた人々の生活を探る。二十六日、午後一時からは河野眞知郎・鶴見大教授の講座「中世都市鎌倉の食生活」も開かれる。開館時間は午前九時三十分から午後五時まで。休館日は火曜日。観覧料は大人四百円、大高生二百円。問い合わせはかみつけの里博物館373・8880へ(平成12年3月23日)。