環境取り組みに範を示す計画の実行管理に有効
高崎市は、環境課題に率先して取り組む姿勢を示し、継続的な改善を行うため、来年三月を目標に、環境管理の国際規格ISO14001の認証取得を目指す。二日に、松浦市長は、同認証取得に向けた宣言を発表し、概要を示した。 市民生活を維持発展させていくためには、環境への影響は、避けて通れない。省エネ、省資源、ごみ減量など市民と行政が一体となり、環境への影響を少なくしていくこと以外に方途は無い。ISO14001は、国際的な環境管理の規格で、企業や団体が、環境に与える影響を改善し、継続的な努力を求めるもの。企業と同様に、高崎市役所内でも、紙や電力など資源とエネルギーが消費される。公共工事では、自然環境そのものを破壊することもある。今回のISO認証取得は、庁舎内の事務管理が中心で、具体的な数値目標が設定される。公共工事については、計画策定時に、該当工事が環境に配慮されているか審査され、業者に対する契約事項に含んでいく。 自治体のISO14001に対する取り組みは、三月末現在で全国八〇自治体が取得し、現在、約七〇自治体が取得に向けて作業を進めている。県内では、二月に県衛生研究所が取得しており、館林市が作業を進めている。市内では大手企業を中心に十二社が既に認証を持っている。高崎市では、ISO取得によって「環境計画を実行性のあるものとして進めていける。市民、事業者に対しても市のノウハウを提供しながら普及させていきたい」と効果に期待している。(平成12年5月11日)
衆院選の勝利を期す/メーデーで各労組
一日、第七一回メーデーが行われた。雇用や景気不安のなかで、首切りリストラ反対が叫ばれるとともに、衆議院選に向けた方針が示されるかたちになった。 連合は、午前九時から音楽センター前で二千百人を集め、「働くものの連帯で、『ゆとり・豊かさ・社会的公正』を実現し、自由で平和な世界をつくろう!」、「ニッポンの世直し、くらしの元気総行動に立ち上がろう!」をメインスローガンに掲げて集会を行った。「チェックオフ禁止法は組合つぶしの暴挙」と政府を糾弾し、絶対阻止の決議を採択した。また、衆議院選候補として民主党の中島政希氏を紹介し、支援を訴えた。 全労連は、午後五時三十分からシティギャラリーハローフォーラムに四百人を集めた。「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」をメインスローガンに、憲法改悪を許さず差別、偏見を撤廃し平和を守ろうと訴えた。衆議院候補の野村きよ子氏が紹介され、勝利を期した(平成12年5月11日)。
前橋インターに大雨対策
台風や集中豪雨の時に、自動車が水没するなど冠水被害の多い中尾町の関越自動車道前橋インター地下の市道の排水対策として、ポンプ二台が設置され、このほど自動運転が開始された。同工事は前橋高崎連携市長会議で発案され、実施に至ったもの(平成12年5月11日)。
市民の手づくりでスプリングフェス
四月二十九日のみどりの日に、城址公園と音楽センター周辺でスプリングフェスティバルが開かれ、緑化祭やフリーマーケットなど数々のイベントで終日にぎわった。 スプリングフェスティバルは、市民が主体となって始められた手作りイベントで、今年十二回目を迎えた。実行委員会はボランティアで支えられ、高崎の春イベントとしてすそ野を広げ、すっかり定着した。市内外の福祉団体やボランティア団体も広く参加し、交流の場となっている。近年では、ごみを出さないイベントをめざし、会場にはごみ箱を置かず、すべて持ち帰るよう来場者、出店者に呼びかけ、フェスティバルを通じた環境意識への啓蒙にも一役かっている。市民が主体となったイベントとして、大きな実を結んでいる。 (平成12年5月11日)
繕い物や入所者との交流/コロニー奉仕
国立コロニーのぞみの園で、市民が参加して繕い物や入所者との交流を行うボランティア活動が、毎週火曜日に行われている。中心になって活動しているのは、高崎ボランティアサークル(飯塚ヒロ子会長・八六人)の皆さんだ。 同サークルの結成は昭和五十年。コロニーでの奉仕は昭和五十二年に始まり、現在も続いている。参加者は、市役所前に停留するコロニー行きの無料巡回バスや自家用車で同所を訪れ、数人づつ、十五のグループに分かれて活動。入所者の寮や作業施設で、衣料の繕い物や交流、入所者がする刺繍や織物の手伝いなどをしている。 ボランティアの中には、永く継続して参加する人も多い。毎週火曜日の奉仕が、生活のパターンに組み込まれていると話す参加者も。また、ボランティア仲間との出会いや交流も参加する魅力になっているとか。 飯塚ヒロ子会長は、「ボランティアは楽しくないと長続きしない。参加しているのは、主婦が中心。コロニー奉仕のほかにも、会では昭和町や楽間町の福祉作業所や老人保健施設への訪問など、いろいろな活動をしている。広報たかさきでコロニー奉仕参加者の募集が掲載されるようになってから、ボランティアのきっかけにと問い合わせてくる人が増えた」と話していた。 現在のコロニー奉仕は、参加者が二年間同じ場所を受け持ち、入所者ともじっくりむきあうようにしている。しかし、この日から始めて参加した人もいて気軽に参加できる雰囲気。同サークルに所属をしなくても、コロニー奉仕に参加することもできる。 コロニー奉仕に関する問い合わせは、321・1351(高崎市社会福祉協議会)へ。(平成12年5月11日)
愛唱歌の歌詞きまる/作曲も募集
「第十六回国民文化祭・ぐんま二〇〇一 合唱の祭典」が平成十三年一月に群馬音楽センターで開催される。そのフィナーレを飾る愛唱歌の歌詞の公募で、下滝町の加納嶽さんのが作詞した「歌の街から(合唱の祭典二〇〇一)」入選した。 同祭典実行委員会では、この詞にあう曲、合唱の祭典を盛り上げ、県民が末永く愛唱する曲の募集を行っている。。 応募資格は群馬県在住か、通勤、通学をしている人。五線紙にメロディーまたは合唱曲(混声)を書き(伴奏をつけても可)、メロディーの下に歌詞を記入する。住所、氏名(ふりがな)、年齢、職業、電話番号を明記し、平成十二年八月三十一日(当日消印有効)までに応募する。送り先、問い合わせは、〒370−8501 高松町35番地1 高崎市役所文化課「合唱の祭典愛唱歌作曲募集係」321・1203(直通)へ。(平成12年5月11日)
管楽のミニコンサート開く
四月二十三日午後、管楽のアンサンブルを楽しむミニコンサートが、中島林産株式会社(島野町)で開かれた。 出演したのは、同社社長の中島桂一さん夫妻と中島衣麻さん、ギタリストの草場学さん、リコーダーの五十嵐悦子さん。中島さん夫妻は、中学校時代から吹奏楽でフルートに親しみ、アマチュアオーケストラでも活動していた。この日は、友人や同社の顧客四十人を招いて、アットホームな雰囲気のコンサートとなった。中島さんは「子育て中の人とか、あまり音楽会に行けない人を招いて、こうした演奏会を開いていきたい」と話している。(平成12年5月11日)
チクリと現代も風刺/オペラ「吾輩は猫である」
高崎演劇鑑賞会は第二七二回の例会を五月十六日と十七日、高崎市民文化会館で開く。オペラシアターこんにゃく座が、夏目漱石原作の「吾輩は猫である」をオペラにして上演する。 物語の舞台は日露戦争の頃。猫が人間たちを観察し、批評する。夏目漱石が描いた明治の世間への風刺は、こんにゃく座の芸術監督の林光の台本で、そのまま今日の日本人への風刺になる。林は作曲も担当。漱石が生きた時代の言葉を使い、日本語の楽しめる、日本のオペラを作り上げた。林は、一九九八年度の第三十回サントリー音楽賞を、オペラ「吾輩は猫である」をはじめとするオペラの作曲活動にたいして、受賞している。 鑑賞は会員制。入会金二千五百円、月会費三千円。開演は十六日が午後六時四十五分。十七日が午後一時三十分。問い合わせは事務局323・0955へ。(平成12年5月11日)
女子美大OG展が盛大に
女子美術大学の同窓生たちの作品展が、四月二十八日から五月三日まで、高崎シティギャラリーで開催された。 第六回「女子美大群馬OG展」は、同大同窓会群馬支部に所属する四十人が参加。洋画や、日本画、彫塑、工芸、書道など、約七十点が展示された。同OG展は、二、三年毎に開催されているが、今年は同大創立百周年を迎えたこともあり、記念行事のワークショップも併設されていた。(平成12年5月11日)
20周年記念で吟詠会
群馬清吟会(太田錦陽会長・若松町)の創流二十周年を記念する吟詠会が、七日にシティギャラリーコアホールで行われ、会員や愛好者二百人でにぎわった。 同会は、「清澄高雅」の吟風をめざして励んでいる。二十年の節目として「詩境に遊ぶ」をテーマにし、吟詠を通じて詩を楽しみ、人生を豊かにしようと催された。舞台では、緊張した面持ちながらも朗々と吟じ、日頃の成果を披露した。漢詩などに加え、和歌の吟詠もあり、「上つ毛野 佐野の舟橋〜」といった当地の万葉集東歌なども交えて、各々の詩境を表現していた。吟詠は百七十題を超え、終日行われた。(平成12年5月11日)
”タウトさん”のバケツ探そう!/水害見舞と墨書き
ブルーノ・タウトの映像を作る会が、四月二十九日午後、高崎シティギャラリーでシンポジウムを開き、タウトや当時の市民との交流について、会場の参加者とともに語り合った。司会は熊倉浩靖さん、パネリストは彫刻家の田中栄作さん、建築家の山本忠順さん、少林山達磨寺の広瀬正史住職、映像製作を担当している佐野文雄さんがつとめた。 パネリストからは、日本美を再発見した建築家タウトの功績を紹介。カントと同じ地で生まれ、鉄のモニュメントやガラスの家などの作品を説明しながら、ナチスのブラックリストに載って国外に脱出した経緯などが話された。デザインを大切にしたタウトが高崎の職人と一体になって作り上げた工芸、井上房一郎氏の理念にも触れられた。広瀬住職は、タウトと少林山周辺の人々とのエピソードを紹介し、心あたたまる話題を提供した。人々は「タウトさん」と呼び、散歩好きなタウトの周りには子どもたちが集まっていたという。お茶に招かれたタウトは、農家の大黒柱をさすったり、二階の梁の曲がり具合を楽しんでいたとも。参加者の沼賀さんは、大水が出て、近隣が水浸しになった時、タウトは義援金を差し出し、そのお金で、地域にバケツを配ったと当時のことを語った。バケツには「水害見舞 ブルーノタウト」と墨書され、司会者の「なんとしてもバケツを探し出そう」という提案に、みな賛意を示していた。住職は、タウトが「八幡村万歳、少林村万歳」と言って離山したとも語り、高崎を愛した様子を偲ばせた。 同会の小山会長は、市民運動として大きく盛り上げ、市制100周年の記念としていきたいと話している。 映像をつくる会への募金は郵便振替00510−8−60502 ブルーノ・タウトの映像を作る会。ホームページはhttp://www.brunotaut.com。(平成12年5月11日)
次の海外公演を目標に
群響が基金を積立て 定演の動員増も背景
平成六年五月のプラハの春国際音楽祭で、群馬交響楽団が招へい演奏を行い、内外に大きな感動と反響を呼んでから、六年が経過した。群響は、再度の海外公演を目標に平成十一年度決算で黒字となった一千万円を基金にして、本年度以降も積み立てを目指していく。 群馬交響楽団の歳入は、自治体からの補助金、演奏会収益、賛助会費などで構成されているが、十一年度は、演奏会の依頼件数が当初見込みより三件増加し、三十三回となったため、増収となった。同団は、増収分の使途について、理事会と評議員会にはかったところ、海外公演のために積み立てていくことが了承され、一千万円が基金として措置された。基金の目標額や海外公演の時期については現在のところ未定だが、目標に向けての一歩を踏み出した。 十二年度以降の歳入予算の方針については、従前同様。単年度決算の中で、増収があれば、そこから基金の増額を行うもので、流動的な色合いが強い。最も大きい増収要因とは、演奏会の依頼で、企業の芸術文化活動の一環として行われる例がある。 群響は、年間九回の定期演奏会を群馬音楽センターで開いているが、入場者数増も海外公演の理解を広げるための背景として考えられる。平成九年度の定演の平均入場者数は千人、十年度が千百人、十一年度が千二百人と年間百人ずつ増えており、千五百人を目標にしている。 群響事務局では「海外公演がどういった形のゴールになるかわからないが、スタート台に立った。市民、県民に愛される群響として活動しながら、海外を目標に努力していきたい。増収となったのは、営業的な活動や経費節減に努めた結果として理解をいただき、引き続き支援をお願いしたい」と話している。(平成12年5月18日)
区長会長に松本氏
高崎市区長会は、四月二十七日の理事会で、任期満了に伴う役員改選を行い、新会長に松本源治氏を選出した。また、九日の区長会総会で、監事を選出した。これまで、区長会長は、昨年の武井隆夫前会長の逝去に伴い、残期間を和田浜次郎氏がつとめていた。今回、中川地区から浜尻地区が分離し、市内全二十八地区になった。 高崎市の全区長数は、三百四十二人で、内六十一人が交代している(平成12年5月18日)。
7月に姉妹都市ジュニア音楽祭
高崎市は、市制一〇〇周年を記念する国際交流事業で、姉妹都市五市から青少年オーケストラや合唱団を招き、ジュニア音楽祭を七月二十五日から二十八日まで開催する。 十年前の市制九〇周年を契機に、青少年の国際音楽交流が始まり、集大成として、本市に姉妹都市五市から三百五十人が集う。中国承徳市から招く熱河烏川友好音楽団は、からす川音楽集団が支えとなって、本市との国際交流の中で誕生したもので、友好も厚い。また、本市在住のブラジルの子どもたちが、ジュニアコーラス隊として参加する。 メインコンサートとなる「ジュニア音楽祭」は七月二十七日午後六時三十分から群馬音楽センター。個別コンサートは、高崎市文化会館で、同二十五日に熱河烏川友好音楽団、二十六日にチェコ・プルゼニ市のプルゼニ音楽院ウィンドオーケストラ、同二十八日にアメリカ・バトルクリーク市のバトルクリークユースオーケストラの公演が午後七時から。入場料は、ジュニア音楽祭千円、個別コンサート五百円。 ジュニア音楽祭に本市からは、高崎少年少女合唱団、高崎一〇〇周年記念ジュニアオーケストラ、からす川音楽集団ジュニアオーケストラ、同合唱団ジュニアクラス、同フィルハーモニー管弦楽団が出演する。問い合わせは、高崎市国際交流係321・1111内線2114。(平成12年5月18日)
電光掲示板が完成/城南球場
高崎市城南球場に電光掲示板が完成し、三日に点灯式が行われた。 城南球場は、神宮球場をモデルとして昭和十一年に建設され、本市スポーツの要となる伝統ある野球場。高校野球をはじめ、恒例の西武巨人戦の開催球場として、高崎市民だけでなく、広く県民に親しまれてきた。建設以来、ナイター設備の設置や内外野席の改修をはじめ、数々の改修を経て、今日に至っている。 これまで使用していたスコアボードは、昭和五十八年に設置した手書き式で、金属板に得点や選手名など記入して掲示していた。その後、使用していたペイントが製造中止となり、代替品でまかなっていたが、乾燥に時間がかかったり、雨に濡れると消えてしまうといった不都合があった。ボード設備の老朽化もあり、今回の建設となった。 掲示板は縦七メートル、横二十一メートルで、曇天時でも見やすい電球が使用されている。操作はバックネット裏から行える。総工事費は一億七千万円。使用料は、スコアボード一式の使用で五千十円、得点部のみで二千五百円、野球以外でメッセージボードとしての使用は二千四百九十円。(平成12年5月18日)
地域イベントに参加しよう
高崎市制一〇〇周年で、各校区ごとに行われる地域まちづくり事業のイベントカレンダーが、高崎市広報五月十五日号で配付される。 このカレンダーには、現在、日程が決まっている地域事業が四月から十二月まで、月ごとにまとめられており、近隣や興味ある催しに参加しあうことで、市民交流を深めていこうとするもの。
ロシアから宇宙飛行士招いて宇宙授業/県とNPOぐんま
群馬県とNPOぐんま(東町・熊倉浩靖代表)は、ロシアの宇宙飛行士ワレリー・V・ポリャコフ氏を招いて、今秋、群馬アリーナ(前橋市)で県内の小中学生を集めて行う宇宙授業の準備を進めている。宇宙授業は、高山村の県立ぐんま天文台建設にあわせて、県が制定した星空憲章の一周年記念事業として実施されるもの。 ポリャコフ氏は、一九八八年八月から二百四十一日間、九四年一月から四百二十八日間の長期宇宙滞在を行い、連続、通算の世界最長飛行記録を持つ、宇宙医学研究員飛行士。現在は、有人火星飛行の世界プロジェクトのリーダー、国際宇宙ステーションの日本の実験用ブースの開発委員でもある。 NPOぐんまの理事である医師の中里龍生さんは、米国航空宇宙局(NASA)スペースセンターに留学していた経歴から、米露宇宙局とのネットワークを持ち、ポリャコフ氏招へいのパイプ役となっている。中里さんは「二年間も宇宙に滞在していたポリャコフ氏の体験談は、群馬の子どもたちの好奇心をかきたて、心に響くと思う。宇宙の映像も交えて、興味深い内容を構成し、宇宙を身近なものとして伝えていきたい。こうした宇宙関連の事業を継続して理解を広げ、実際に子どもたちに宇宙を体験させることも、将来的には可能になるかも知れない」と話している。 群馬アリーナの講演会は十一月七日。県内の小中学生三千人と一般千五百人の入場を予定している。入場に関する詳細は、現在のところ未定となっている(平成12年5月18日)。
移動音楽教室と海外公演
群馬交響楽団を生み育てた専務理事の故・丸山勝廣氏も、群響の海外公演を思い描いていた。丸山氏が考えていたのは、欧州ではなく、アジア公演で、移動音楽教室の海外編とも言えるものであったようだ。平成四年に丸山氏は逝去されたが、その二年ほど前に、指揮者の小澤征爾氏が丸山氏を訪れ、アジア公演の実現を約している。かつて小澤氏が群響の移動音楽教室に同行していたのは、知られている話だが、”世界の小澤”となってからも「移動音楽教室に戻らなくてはならない」と丸山氏に語っていたという。 丸山氏の念頭には、早い時期から「世界の中の群響」があった。戦後の荒廃した高崎の地から誕生したオーケストラは、文化国家の建設をめざした。群響の苦境は移動音楽教室を生み、結果は、子どもたちの目を輝かせてきた。人々の心を豊かにするのが音楽であるならば、今、世界の中で、移動音楽教室を求めている地はどこかと丸山氏は自問したのかも知れない。世界を舞台にした移動音楽教室に、最もふさわしいオーケストラは、どこあろう群響であった。丸山氏は移動音楽教室に世界性を見ていたようだ。丸山氏の考えたアジア公演は実現には至らないが、「プラハの春」から五年、十年を経て、再び海外公演をめざす群響とともに、市民も思いを新たにしたい(平成12年5月18日)。
ガイドと歩く「倉賀野宿」
高崎市観光ガイドの会は、六月四日(日)に行う「倉賀野宿の歴史と文化探訪」の参加者を募集する。 この日、同会会員が案内するコースは、浅間山古墳から大鶴巻古墳、倉賀野神社、高札場跡、脇本陣、井戸八幡、倉賀野城跡、倉賀野河岸跡、常夜灯・道しるべ・閻魔堂、諏訪神社、養報寺へと到るもので、約五qをあるく。対象者は男女を問わず全コースを歩ける人で、定員は四十名。参加費は無料だが、途中の交通費、弁当等は各自で用意する。午前八時半に高崎駅を出発し、解散は午後三時に同所の予定。 申し込みは五月二十二日から同会の岩井今朝男さん(322・8354)に午後六時から午後九時までに申し込む。(平成12年5月18日)
城祉の緑わかりやすく
高崎城祉周辺の自然を紹介する緑化ガイドブックがこのほど完成し、市役所市民情報センターなどで配布されている。 緑化ガイドブック「榎の精の話」は、市民に緑の普及や、高崎市の中心市街地に残る自然の大切さをうったえようと財団法人高崎市都市緑化協会が発行。榎の精が城祉周辺を回りながら、樹木や施設を解説していくという内容になっている。 この榎の精が棲むとされる木は、高崎郵便局北側の土塁に実際にある推定樹齢が三百年を超える大木で、樹名板には@と記されている。ガイドブックで紹介されている木や施設には、それぞれ対応する印がつけられており、ガイドブックを見ながらの探索が楽しめるよう、遊び心がいっぱいのつくりになっている。 ガイドブックの問い合わせは市役所公園緑地課321・1111。(平成12年5月18日)
絵画の展示やコンサート大森院で
アジアの子ども達の写真や絵画を展示する「アジアのこども展」が二十日午後一時より、曹洞宗大森院(上小塙町)で開催される。 同展は、大森院の上原康央副住職が主宰する写経の会(ナムの会)に参加する約四十名が中心になって開催されるもので、今年で二回目。写真や絵画の展示の他にも、アジア諸国の民芸品等の販売や民族衣装の試着体験、バザーや模擬店などがあり、会場をにぎわす。午後二時半からは、モンゴルからの留学生ブヘナサン氏の馬頭琴コンサートも本堂で開かれる。 同院では、以前にも曹洞宗の国際ボランティアに参加するなど、様々な奉仕活動を行ってきた。日本語の絵本の文字部分に現地語に訳した言葉を貼って、カンボジアやラオスの子ども達に贈る活動もその一つ。「アジアのこども展」の純益金も、アジアの子ども達のために使われる。 コンサート及び会場への入場は無料。問い合わせは大森院343・2310。(平成12年5月18日)
出品数は過去最多/市民美術展覧会
第六十五回高崎市市民美術展覧会が十四日から二十四日まで、高崎シティギャラリーで開催されている。同展覧会の応募資格は、高崎市に在住・出身・在勤か勤務したことがある人。出品者数は毎年増え続け、今回は過去最高の九六六人が参加した。 出品者多数のため会期分けがされ、書道部門は十八日まで、写真部門は二十四日まで。彫刻、工芸、日本画、洋画などの美術部門が二十日から二十四日までになっている。今年は、高崎市制一〇〇周年の年でもあり、同展覧会の最高賞は「一〇〇周年記念賞」とされた。最高賞を受賞した人は以下の通り。敬称略。 写真▽「フェイス」中島幸雄(浜川町)/書道(漢字)▽「文天祥、正気の歌」松本竹泉(下之城町)/書道(墨象)▽「向」滝野桃園/工芸▽「追憶」斉藤かほる(中尾町)▽日本画▽「一隅」玉田智江子/洋画▽「向日葵」飯野阿ぐ利(佐波郡玉村町上の手)(平成12年5月18日)
有田焼の二人が来高
片岡町の広瀬画廊で二十五日から三十日まで、有田焼の二人の陶芸作家を紹介する作品展が開催される。 作品を寄せているのは、西山勇さんと坂口峰一さん。それぞれ有田町で生まれ、現在も有田を拠点に活動している。西山さんは、「無限の世界、無限への挑戦。焼き物について何でも即座に答えられる陶芸家になりたい」、坂口さんは「めぐり逢いの後もう一度会いたいと思われる様な人になりたい」とコメントを寄せている。 会期中の土・日曜日には、会場にろくろや手びねりの体験コーナーが設置される予定で、高名な作陶家の技を間近でみられるチャンスも。作品の即売や注文もできる。 問い合わせは鬼城草庵326・9834。(平成12年5月18日)
問屋町新駅を一日も早く/期成同盟会が発足し要望
高崎商工会議所と市民、産学二十七団体は、問屋町新駅の早期実現を期して、「問屋町駅設置促進期成同盟会(会長・児玉貴高崎商工会議所会頭、副会長・横田英一高崎交通安全協会会長、副会長・松井一雄高崎法人会会長)」を設立し、十五日に商工会議所で発足総会を行った。
JR高崎・井野間の新駅設置について、JRと高崎市、群馬県による事業主体間協議が始まったことで、問屋町新駅の早期実現を望む気運が高まってきた。高崎商工会議所は、円滑に協議を進め、一日も早く開業にこぎつけて欲しいと、期成同盟会を発足させ、市民の声を要望書としてまとめた。要望書は、二十三日に県、市及び両議会、二十六日にJRに児玉会長が届ける。 期成同盟会は、地域住民、通勤・通学関係者、産業界の代表など、新駅の早期実現を望む二十七団体を結集。今後の推移を見ながら、民意を伝えていく意向だ。 高崎・新前橋間は、上越、両毛線が走り、運行本数も多い。問屋町の周辺には、高崎市医師会立看護学院、高崎女子高、高崎商業高、高崎工業高が所在し、新駅ができることで、通学が便利になったり、通学運賃の負担軽減も考えられる。市北部からの新幹線利用者の利便性も向上する。こうしたプラス効果とともに、モータリゼーションの進行のなかで、現実的な利用者数を想定した採算計画なども重要な要素となる。 新駅は、問屋町東部(JR線路付近の地番は貝沢町)が考えられており、設置にかかる費用は、全額市と県の負担。前橋市の両毛線大島駅の前例もある。高崎商工会議所では「今まで会議所も研究してきた課題。三者の協議が開始された報を受け、広い視野から期成同盟を発足させた。県と市の意向を裏付けるため、市民の声をJRに届け、働きかけていきたい」と話している(平成12年5月25日)。
正副議長交代・常任委の委員選出/臨時市議会
高崎市議会は、十七日の臨時市議会で、友松敬三議長、田中治男副議長を選出した。また常任委員会の委員を指名し、委員長と副委員長を選んだ。(平成12年5月25日)
高崎市の高額納税者
高崎税務署は、16日に、平成十一年分の確定申告の所得税が一千万円を越えた管内の高額納税者を公示した。 高崎市内の高額納税者の上位は表の通り。敬称略。カタカナで公示のため、可能な限り漢字にあらためた。 1寺本欣正(石原町)197295千円 、2佐藤仁(竜見町)89035千円 、3丸橋賢(八千代町)61262千円 、4鶴田織廣(下小鳥)48335千円 、5松沢正(高関町)41323千円 、6丸橋裕子(八千代町)39452千円 、7ヤナギサワチヨ(石原町)36700千円 、8川田貢(上中居町)32069千円 、9中島英雄(筑縄町)26088千円 、10有賀明(石原町)24507千円 (平成12年5月25日)
市の催しに活躍
高崎市の観光や催しで活躍する「華の親善使節」の新旧交代式が十八日に市内ホテルで行われた。 本年度の使節は、井上真理子さん(東京電力)、小山亜希子さん(沖電気)、佐藤あさみさん(高崎信用金庫)、高橋香織さん(群馬銀行)、高橋幸子さん(日立製作所)、堀口かおりさん(かみつけ信用組合)、桃井恵さん(東和銀行)。(平成12年5月25日)
めざすは日本チャンピオン/全日本GT選手権
モータースポーツ部品メーカーのキャロッセ(加瀬裕司代表取締役、本社・新保町)が、一昨年から全日本GT選手権に参戦し、大会優勝や首位グループで疾走するなど、活躍している。 代表の加瀬さんは、ラリードライバーとして、全国を制してきた実力者。青年時代からモータースポーツにひかれ、近郊でラリーが行われるたびに出場し、経験を重ねてきた。悪路を疾走するレースには、大きな負荷に耐えられる車両が必要。当時は、ラリー用車両に求められる性能を持った部品が、なかなか手に入らず、加瀬さんは、自作していくなかでノウハウを蓄積し、事業化する。過酷なレースに使用する部品は、強度、剛性、軟性、軽量など、相反する性質を機能に応じて最適化しなければならず、高精度なもの。走る、つくるを繰り返しながら、加瀬さん自身も輝かしい戦績を残し、事業もモータースポーツショップから、現在は部品メーカーとして発展。ラリー用をはじめ、ストリート用のモータースポーツ部品を供給している。 ラリー、ジムカーナなど加瀬さんとキャロッセチームは、幾度となく全国を覇した。海外でもRACラリーで二度、クラス優勝している。加瀬さんが次の目標に置いたのは、富士や鈴鹿サーキットが舞台の全日本GT選手権。直線では時速二六〇キロを競う。レースクイーンも華々しく、ファンに人気の高いレースだ。今までのレース経験と「速い車」づくりへの自信、プライドもあった。五人のドライバーを擁して、キャロッセチームがエントリーしたのは、3000クラス。トラブルを解決しながら一年目に優勝を経験。昨年も十一月の最終戦で優勝を飾った。年間六戦行われるレース全てに好成績を修め、全日本チャンピオンの座を狙う。 五十歳を迎え、加瀬さんは残念ながら現役を引退するが、チームの監督としての手腕、また、モータースポーツ全体への貢献に大きな期待がかかっている。(平成12年5月25日)